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2004/08/06(金)
side A: 一瞬の雨 あるいは 傷
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晴れた空から、一瞬だけ雨が降る。驚いて見上げる空には、ひとつだけ色の濃い雲があって、急ぎ足で東へ向かっていた。
濡れる程では無いその雨粒は、花達に残ってしまい、昇ってくる太陽が当たると、花びらは傷ついてしまう。
雨粒はレンズになって、花びらを焼く。
誰も悪くないよね。
雲は雨を降らせるものだし、お日様はいつものように昇っただけだ。
でも花びらは傷つき、焼かれ、色を無くす。
傷つく前の今の姿を、憶えているね。傷ついても好きでいられるはずだし
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![](/user/reversible/img/2004_8/6.jpg) |
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