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2011/06/26(日)
日テレで初の実況スレ挑戦!
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日本テレビ :視聴者の“実況”コメントを画面に反映 テレビドラマ初の試み http://mantan-web.jp/2011/06/26/20110625dog00m200027000c.html
日テレがテレビドラマでネットの実況コメントをテレビ画面に垂れ流すという初の試みを実施。 ところが記事を読むと予想通りこの一文が。
「内容を確認したうえでコメントを地デジのデータ放送を使って画面に表示させる」 「 内 容 を 確 認 し た う え で 」
これはつまらない。この時点でこの試みはやる意味ゼロだと思う。 TBSの革命テレビと同じ末路になるんじゃないだろうか。 というか、これこそが、この1点をクリアするか否かがこの企画の肝だというのに。 実況コメント書く人にとって一番重要な事は、 「確かに自分が書き込んだレスが全国民が視聴している画面に表示されたという事実」だと思う。
たとえ自分のレスが他の大勢のレスに埋まってしまい目立たなかったとしてもそれは大した問題じゃない。 「自分のレスが何人に読んでもらえたか」は実はどうでもよくて、 「自分のレスが確かに画面に表示された」という事実がある事、つまり、 「何人かには自分のレスを読んでもらえたかも知れない」という可能性がある事、この1点がすべてだというのに。
仕方ないとは思うが、やっぱりこれがテレビの限界だと思う。 漏れが長年「ネットとテレビの融合は無理」と主張し続けてきた最大の理由もこれ。 ネットがない時代もテレビでは「テレゴング」や「公開生電話」や「視聴者からのお便り」という手法で 視聴者とテレビの双方向性を実現してたけど、その程度がテレビで出来る限界だと思う。 地デジになろうがツイッターが流行ろうが、せいぜいそれらに毛が生えた程度の事しかテレビでは出来ないはず。
数年前にホリエモンや三木谷社長やいろんな業界人が主張していた「ネットとテレビの融合」の中身が 具体的にどういうイメージだったのかは知らんが、ネットとテレビの融合についてどういう角度から 突き詰めて考えていっても、最終的には必ず上記の問題にぶち当たるはず。 なんで、当時から漏れはこの手の融合の話については冷めた目で見ていた。今もそう。
本気で融合させたいなら、2chでIP記録してるのと同じように、テレビでもコメント書いた人間を特定できる情報を記録しておいて、 放送禁止用語とか荒らしとか個人情報暴露とか問題発言が全国放送で流れた場合は、 全責任はそのコメントした人間になすりつけ、苦情電話などは全部そっちへヨロシク、テレビ局側は一切責任取りません、 ってくらい開き直る環境を構築するしかない。でもそんな突破口、切り開ける人材がいないと思う。
というか、そもそもネットとテレビを融合させる必要性がよくわからない。 視聴者側が必要に応じて別々に使い分けるって感じでいいじゃんって思う。 テレビは受動的、ネットは能動的なメディアで性質が違うんだから。 ラーメンとチャーハンのセットを注文してそれぞれ食べる客はいるけど、 チャーハンをラーメンの中にぶち込んで食べる客なんていないだろっていう。
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