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2021/02/06(土)
乗り船という趣味
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数ある漏れの趣味の中でも最大級に他人に理解されないものが「フェリー旅」。 鉄道趣味の船バージョンで、「乗り鉄」ならぬ「乗り船」というわけだ。
たとえば普通、東京から北海道に行こうと思えば飛行機で2時間くらいでひとっとびって感じだろうが、 それをわざわざ一旦茨城県の大洗港まで行き、そこからさらに20時間かけてフェリーで北海道に行くのだ。 しかもライダーやトラックドライバーが仕方なくその選択をしているというわけでもなく、 漏れの場合は徒歩客でそれをやる。
もうフェリーが移動手段ではなく、フェリーに乗ることが目的化しているのだ。 北海道に行くのは目的ではなく、フェリーに乗るための口実作りの手段になっているのだ。 だから究極のことを言うと、大洗から苫小牧へフェリーで行って、一泊もせずにフェリーで大洗へ戻ってきても満足なのだ。 実際、別府に一泊もせずに大阪と別府間をフェリーで往復するという弾丸フェリー旅行もしたことがある。 確か帰りのフェリーのテレビで、キンコメ高橋が制服泥棒で逮捕されたニュースがやってた頃だったなぁ。
フェリー旅は友人を誘っても100%誰もついてきてくれない。 嫌がられる理由の一番は乗船時間が長すぎるということではなく、船酔いが心配というもの。 もし海が荒れて船酔いでもしようものなら、20時間海上で逃げ場もなく苦しみ続けることになる。 それが心配だというのだ。しかし大型フェリーの揺れ程度でそんなに船酔いをするものだろうか? むしろ船の揺れやエンジンの振動が心地よくて、揺りかごのようにぐっすり眠れるのだが。
あと20時間は決して長い時間ではい。船の中ではやること満載だから、こんなもん一瞬の出来事だ。 漏れは日本最長40時間の名古屋→北海道の太平洋フェリーや、東京→北九州のオーシャン東九フェリーも乗ったことがあるが、 40時間でも短すぎると感じたレベル。究極のことを言うと、一生フェリーの上で暮らしていたいレベル。
こんなこと言ってるから理解されないんだろうな。 だが、同じ乗り船が見てくれたら絶対理解してくれるはずだ。
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