《氷にちりばむ》
日々の落書き、変わり往く光景など。
日記とは違う、画像メインの形で綴ります。
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2008/02/09(土) 「秘密」―三好と薪について―
●三好と薪について●

何故、今「秘密」に"三好雪子"という人物が出て来たかについて、あくまで薪さんを主体として考えた事を書きたいと思います。

まず、三好雪子についての人物考察から。

@鈴木とかつて恋仲であったらしい。
A薪さんにライバル心を抱いている。
B周囲の評価は「女・薪」との異名をとるほど、優秀で仕事に対するスタイルが似ている。
C肉体的にも精神的にも強く、美人ではあるが女である事を強調したり武器にしない。


感想でも述べた通り、薪さんがいない世界でなら、かなり好きになるだろうキャラです。
特にCは、白泉社の漫画でヒロインを張るのに申し分ない条件ですよね。実際、本誌連載中は彼女がカラーで真ん中を張ってたり、予告カットも三好だったりしました。
彼女が出てきたのは、男ばかりだった第九の中に"恋愛"という要素を持ち込むためが一つだと思います。
しかしそれだけなら、何も「女・薪」と言われる様な設定にする事はない。
私は、徹底的に薪さんと同じ設定を背負わされた"女"というところにポイントがあると思います。
感想でちょっと触れたんですが、私はおそらく薪さんはゲイだと思ってます(不快にさせたらごめんなさい/汗)
今まで、薪さんがどんなに誘惑(というかアプローチ)しても、青木は顔色一つ変えなかったので(笑顔の写真を見ただけで他の捜査員は赤くなってるのに…/泣)、「もしや枯れてるのでは…」と長年疑ってました(オイ)
しかし、青木は単に徹底的にヘテロ(異性愛者)だっただけという事が2007ではっきりしました。
三好は女性。普通の少女漫画ならこのまま進展するでしょう(子供の事が匂わせてあったし…)
つまり、三好は「なぜ薪さんが女性ではいけなかったか」、もっと言うと「薪さんはなぜ男性である必要があるか」という問いと答えとして、必要だったのではないかと思います。
三好が出て来ず、二人の間が穏やかなまま進展していっても、女性という存在を無視していては薪さんを描ききった事にはならない。
そう思われての事では、と思います。
つまり、三好はあくまで薪さんの"鏡"としての役割なのでは。
それが証拠に、三好という魅力的な女性キャラが出て来ても、読者はあくまで薪さんを支持しどちらかというと三好にいい感情は抱かなかった様に思います。
他の誰でもない、"薪"と"青木"としての関係に一石を投じ、進展を図る布石の役割が三好なのではと思います。


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