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2008/03/30(日)
「秘密1999」感想B
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P56。4コマ目、やっぱり女性の方が、気付くのが早い様です(笑)
「とたんに見ているオレの全身からひや汗が出て 手までふるえた」
本当に、一読者の私でさえもそうなりました……。 8・9・10コマ目の視線、露骨でドキドキしますね(笑)
P57。 「なんでこんなに恥ずかしいんだ」
「トイレもバスもベッドの中」のことなんて、大した"秘密"じゃない。 本当の"秘密"というのは、その人が真に「知られたくない」と思っていること……。
P58。いくらアメリカでも、公衆の面前でこれはどうかと……(笑)
P60。 「ほとんど見ることのなかった マコーレイの写真
写真でも 彼は目をあわせないものを選んだ」
せ、切ない……(泣)
P62。娘に微笑みかける彼を、大統領はどういう想いで見てたんでしょうか……?
P63。 「命をかけて守ったのに 大統領だけの絵だったのに こんな 彼は見ていただけなのに」
"見る"ことすら許されず、聖域を土足で踏み荒らす捜査。 間近でその辛さを見てしまったケビンは、
「『見る』ことで 聖域を荒されるのなら 一生見ない」
と、決意しますが……だからって、自分から離れられるのが凄いと思います。
P67。 「それくらい愛してる」
大統領の様に注目されることは無くても、"汚される"と分かっていて見ることは出来ない……守りたい、ということなんでしょうか。 4コマ目、打ち棄てられ雨に汚れた新聞が、全てを象徴しているかの様です…。
P68。 「愛している」
とても印象的なラストです。 写真を破ったのは、自分の名誉を守るためではなく、彼の名誉を守るため。
それを、「事件」かもしれない、と土足で踏み荒らす捜査員たち。 生前は讃えていた癖に、手の平を返した様に書き立てるマスコミと、面白がる大衆。
本当に、初見のときは切なくて哀しくて、号泣したのを思い出します……。
今日、読み返して気付いたんですが、『秘密』は、「禁断の想い」というのが一貫したテーマの一つになっている様に思います。
やっぱり、この導入部があるからこそ、『秘密』が最大限に生きてくるんだな……と実感しました。 "導入部"というには、勿体ない素晴らしい作品ですが…!
はあ〜…。 初見からかなり時間が経ってるだけに、書くの結構難しかったです…(^_^;)
ここまで読んで下さって、ありがとうございました〜!(´∀`)
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