ゆく川の流れは絶えずして
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2007/02/25(日) テーマは親子愛・・・かな
どろろみてきました。

感想。みて正解。
以下ネタバレあるので、まだの方はスルーで。





















手塚治虫の漫画の方は、子供の頃にちょっと読んだ記憶があるくらいで、ストーリーとか定かには覚えてなかったんですが。
手塚作品は全体的にテーマが重い。というのが私のイメージで、今回のどろろもやっぱり重い。
戦争とか、貧困とか、子捨て、偏見、差別等など、作中全体にこういう負の背景がはっきりあります。
そしてその上での親子愛とかがあるわけで。
話の途中で、うるっときてしまうようなシーンも何箇所かあったりして、2時間以上もあった割には中だるみも感じずにみれました。


忍者の装束がなぜピンク!(しかもめちゃ弱い) とか、トカゲの怪獣みたいなのが出てきたのにはちょっと笑いましたけどね。


クライマックスへ向かうちょっと手前の、百鬼丸が自分の体の秘密を知り、どろろもそのことを知ってしまったシーンで、どろろが
「俺が仇討ちを諦めたら、殺された親父とお袋の悲しみはどうなる。憎しみはどうなるっ」

と悩むところがあって、その同じ頃百鬼丸は魔物に

「例え子を捨てたとしても、親は親。失われた身体をすべて取り戻せば、きっとこの身を抱きしめてくれる。よくやったと褒めてくれる。
それだけを願って生きてきた。
けれど、それは所詮見果てぬ夢よ。お前の願いなど一生叶わぬ」
なんて、見透かされた台詞を吐かれてたりします。

両方とも親に対する切な想い。
特に百鬼丸の方は、そのためだけに身体を取り戻そうと戦ってきたわけで。
「誰か・・・俺を殺してくれっ・・・」

隣に座っていた女性が鼻すすってましたよ・・・


重くて哀しいお話の中に、ちょっと笑ってしまうシーンを織り交ぜて、とてもよく出来た映画だと思います。
続編が決定したそうで、キャストもそのままで、結局3部作になるそうです。
手塚作品はハッピーエンドって少ないから、どろろもそれがちょっと心配ですが・・・楽しみです。



 あ、そうそう。某管理人さんも書いてましたが、最後のシーンはよかったです。

でも私は深読みしすぎて
なんか・・・エロイよね・・・
とか、思ってしまったと言うのは内緒です。


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