白の日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2013年11月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新の絵日記ダイジェスト
2022/05/31 そろそろ
2020/10/27 なんか
2019/09/01 ここの日記
2018/08/04 神ゲー
2016/01/02 そうだ

直接移動: 20225 月  202010 月  20199 月  20188 月  20161 月  20156 5 4 2 1 月  201412 10 9 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 月 

2013/11/22(金) エスペ豆知識シリーズ4
今回は趣旨をちょっと変えて本編では語ることの無いエスペ世界のとあるキャラクターについて語ってみようかと思います。

現在のエデン帝国を統べる皇帝グレスト=F=レヴァントス。
リプレイや春の剣聖でも、ほとんど出番がなく、たまに名前とかが出る程度の人ですが
かなりの重要人物であり、実力的にもまず間違いなく人間最強な人でもあります。
不敗の覇王を除く魔王クラスの相手でも一体一なら、まず遅れは取りません。
某所でミレスは彼の孫ではないかという推測も出ておりますが、ここではそれはあえて伏せておきます。

まず彼という人物についてですが、今現在のエスペ世界においてこのグレストの評判はぶっちゃけそんなによくないです。
と言うのも彼は人類最強の皇帝という二つ名の他に様々な呼び名を得ていますが
その中で代表的なのものが「争いを統べる者」
彼はエデンという強大な帝国を統べる一方で、様々な国の情勢や争いに介入や加担をして、本来起こす必要がなかった争いの火蓋をあえて引き起こすような事態すら起こしています。
この為、世界で起きている争いの半分にはエデン皇帝グレストの影があるのではと囁かれており、その為に争いを引き起こす影の存在として「争いを統べる者」としての侮蔑の呼び名を囁かれております。
結論から言うと、彼のこうした行為は全てエスペランサーと呼ばれる希望を育成し、来る確定されし滅亡へ向けて戦力を整えるためのものです。
しかし、そうした事情を知る者はなく、その冷徹な判断や部下を駒のように配置、命令する様から嫌われる事の方が多いです。

ですが彼自身、自分がろくでもない人物だと自覚し、望んでそのように嫌われ、あえて汚名を被っている部分もあります。
百人中百人が正しい事、多数を救うために少数を犠牲にするのは間違いだと言っても、そこから英雄は生まれえず、百人全員がそうした選択ばかりを行われていれば多数の命を失う事もあります。
ゆえに誰かが憎まれ役を買い、少数の犠牲を謳わなければならなく、グレストはその役を演じています。
彼は自ら汚名を被る事で、それに反発し正しい行動を行い選択するエスペランサーと呼ばれる英雄達の行動を輝くものとしているのです。

元々グレストという人物も幼い頃から周りから嫌われ孤立していたので、そういう扱いには慣れていました。
そんな彼と唯一仲良くしてくれていたのが親友のバサルトでした。
バサルトはグレストは対極に族長の息子として人望もあり人から好かれる好青年であり、そんな彼を見ていつしか自分が日陰になることでバサルトという友を輝かせ続けようと決意しました。
才能という点においてはグレストが遥かに優っていましたが、英雄となる者の条件とは才能以上に魂に輝きを持つ者とグレストは言い、バサルトと共に故郷を亡くし、彼が魔族討伐の旅を始めようとした時、彼を英雄にするために旅に同行をします。
それがグレストなりのこれまで自分に良くしてくれた友に対する恩返しだったかもしれません。
その旅の途中でアイシスやイフなど様々な人物と出会いますが、旅の終わりにグレストが魔王へと堕ちたバサルトを自分の手で討った時、彼の最後が狂気に堕ちた魔王としての終わりではなく世界を救った英雄として後世に語り継がせました。
グレストはその性格などから決して人に好かれる人物ではありませんでしたが、そんな自分に好意を向けてくれた優しい人達の終わりが後の世に対して侮蔑を向けられるものであってはならないとそういう信念を持っています。
彼に取って彼が好意を向けた人物の伝説(終わり)を英雄として世界を救ったエスペランサーとして輝かせる事が生き残った自分の成すべきことであり、そんな彼らが救った世界をこの先、自分が知る未来で終わらせたくない。
彼らの生き様、伝説を自分が死んだ先でも語り継がせたいという想いが彼が確定されし滅亡を防ぎたいという一番の願いでもあり、彼が世界を救いたいと願ったのも、自分が好きだった人達が救った世界だからこそなのでしょう。
未来を見る能力を持っている彼ではありますが、実際のところ彼が本当に見ているのは過去の思い出であり、それを無くしたくないという、ある意味、傲慢な行動理念から来ています。
彼に取って重要なのは自分が好きだった人達の歴史を守る事であり、自分自身の歴史などは全く省みていません。
それどころか仮に確定されし滅亡が回避されたとしても、後の歴史には自分自身の名が世界に争いを広げた皇帝として悪名となり残る事を知って今の行動を続けております。
グレストという人物は500年に一度生まれるかどうかの真の天才であり、その上揺るがない精神を有し、誰よりもエスペランサー(希望の英雄)としての条件を備えていたにも関わらず
その名にふさわしい賞賛ある伝説を残すことも、辿る事もなかったという彼自身の性格を表した皮肉な人物ということです。

また彼が生涯で一度だけ本気で人を愛したのはアイシスのみであり、友として心を許した相手はバサルトのみでありました。
イフ、ラシュム、ユベリウスについても口には出しませんが彼が好意を向けた数少ない人物として心の中では慕っていたりします。まあ、本人死んでもこのことは口にしないどころか墓まで持っていきますが(笑)
(ちなみにイフは本気でグレストの事を嫌ってますが、グレスト的には好きな(気に入った)子ほどいじめたくなるひねくれた性格なので、そんなのお構いなしでからかい続けます)

たまにこういう本編では語ることのない歴史上の人物(例えばルードヴィッヒやオウリ=シリン)と言ったキャラクターについて語るのもいいかな〜と思いました。


今回も拍手レス下に分けておきました〜!


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.