|
2005/12/24(土)
卵とヨーグルトとお引越し。
|
|
|
敬愛するゾロサン友達ビル子ちゃんちのお引越しのお手伝いに行ってきました。…クリスマスって何それ。おいしいんですか。知りません。
HNの起源であるところの部屋中にうず高く積もったアリ塚のごとき、薄い本でできた計6本の「丸ビル」タワーが私たちが行く前に片付けられてしまい、結局見れなかったことだけが心残りだと私は思っていました。
なんかものっそいこの部屋落ち着くなあと思ったら、アヒルグッズだのゾロサングッズだのが、単にかぶりまくっているので自分ちにあるものがたくさんあるからだということに、しばらくして気づきました。
テルちゃんと私は黄色いものと緑のものを見るたびに小芝居を初めておりました。私は昨日一日で何度、サンジの乳首ーーー!と叫んだことだろう。品がなくて、たいそう済まない。
丸ビルがないなら、ビルちゃんちのお引越しはたいしたこともなかろうと思っていたのですが、冷蔵庫を開けたら事態は一変しました。
2001年のヨーグルトが出てきました。同年の卵も出てきました。99年のジャムも出てきました。総じて賞味期限が切れたものしか冷蔵庫にはいませんでした。
耳元で振ると、卵はカラカラと乾いた音を立てました。寂しげな音でした。
ヨーグルトは茶色で黄色でした。融けていました。
ビルちゃんは恐ろしくしっかり者で素敵なお姉さんで、いつもいつもまっとうな事を真顔で言うから、私はいつもいつも…。いつもいつも…。騙された!!
ビルちゃんを見る目が変わりました。
ビルちゃんは何かヤバいものが出てくるたびに、「ねー、黄色い子がさーー。」とわざとらしく話題を変えようとしていました。
…ムダでした。
ビルちゃんに「卵が入っていたこの5年間、君は卵を一切食べなかったのかい?」と聞いたら、「えー、そんなことないよー。食べたよー。」と言いました。
ビルちゃんちの冷蔵庫を通り過ぎていった幾多の卵たちは同胞の哀れな末路をどんな想いで見て、ビルちゃんのお腹に消えていったことでしょうか。
「違うんだよ、違うんだよーー。」と言い募るので、何か違うのかと思い、聞いてやったら、「卵はゆでて捨てないとーーー。」とわけわからん言い訳をされました。本当にわかりませんでした。
残り30分になっても、まだ半分しか終わっていなかった荷造りが、見事に間に合ったときには「あー、コピー本ってこうやって作るんだろうなあ。」としみじみと思いました。火事場の馬鹿力でした。テルちゃんのおかげでした。
残り30分で壁にあった私たちの元気の源があっという間に撤去されました。引越し作業に入る前に撤去しておけば、手を休める機会は半減し、多分もっと早く終わったのだと、全て片付いてから気づきました。ポスター見ても、フィギャーを見ても、手が止まります。かわいいからです。大好きだからです。
ビルちゃんの新居に行く途中も、黄色い壁だの緑の屋根の家だのを見るたびに私たちは小芝居をしました。何を見てもゾロとサンジを思い出します。圧巻はビルちゃんちの向かい側の住所が「○○32−11」だったことです。ちょっとおしかったね。
ビルちゃん、テルちゃん、冷凍食品ちゃん、本当にお疲れ様でした。ビルちゃんは早くまたアリ塚を形成してください。みんなで食べた苺のケーキは本当においしかったです。ケーキ1個、食べきれたのは何年ぶりでしょう。…あ、でも晩御飯でビルちゃんにおごってもらったカレーは笑顔で、「大盛りで!!」と言っておきました。大盛りだったけど、もう一杯食べたかったです。コメ大好き。
ビルちゃんの新居と彼女の未来に光あれ!卵とヨーグルトはきちんと供養してやってください。南無南無。
|
|
|