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2006/08/09(水)
ごーん!!!
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「おまえだったのか、栗をくれたのは。」
まんが日本むかしばなし、開始3分で大泣きしてました。なんだあれ。トンボやらチョウチョやら椿の花やら、絵から演出から何から本当にきれいでした。ゲドじゃなくて、これを劇場にすればいいのに。
ふさふさと揺れるシッポから、小さくとんがった鼻の頭を蜂に刺されてそこらじゅう暴れ回るところから、くるってトンボ返りするところから、全部サンちゃんだよ。兵十がまた可哀想でした。ゴンを撃った後でも、全然うれしそうじゃないんだよね。おおおお。
兵十のところに栗とか松茸持っていこうとして、籠を頭に載っけて、二足歩行でとてとてよろけながら、走ってくところなんか、私はいったいどうすればいいかと…。おおお。
萌えすぎて、しかもその後の展開を知っているので、もう既に泣いていました。いたいけなものは泣けるよ。
その後、撃たれちゃうんだよー。兵十の眼がものすごい暗いんだよー。それなのに、「あれー、うまく積めないやー」って栗の山とか作り直してるんだよー。ごーん。(号泣。)
ごんが他の村人のものを盗むのも、おかあさんが死んじゃったから、狩の仕方を知らないからなだけなんだ。他の生き方を知らないんだ。(号泣。)
とどめになぜか、ごんの声がルフィで真弓さんでした。
山月記もごんぎつねも微妙に私の中ではトラッキーなのですが、悲しすぎてゾロサンにできない。
なんか切なくなってきたので、ここは同じ新美南吉さんの「てぶくろを買いに」でも読み直してこようと思います。あれも教科書に載ってたのですが、お店の人がキツネの子が持ってきた硬貨が本物かどうかを、硬貨同士をぶつけて確かめるシーンがあるのです。
その音が 「ちーん。ちーん。」 で女子が朗読させられるたびに、男子がフィーバーしていた記憶。男ってやつは本当にどうしようもない生き物なんだな、と幼心にも思いました。
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