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2008/02/03(日)
海上レストランバラティエ ポタージュのとろみ風呂。
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…試飲、違った、試食、違った、試湯してきました。
親しき仲にも礼儀あり、家族が入った後、最後に入れましたよ。まず封を切ります。…オレンジ?ポタージュなはずなのに、どうも色的にはミネストローネ風味です。
追い炊きのボタンを押して、さらさらと浴槽に向けて、袋を空けます。浴槽の底まで沈んで、ふわわーっと乳白色…、べージュ色、クリーム色、まあ、何でもいいや、そういう色が浴槽の縁を広がっていきます。
入ってみる。うん、ポタージュの匂いがする。ただ、何て言うか、粉製のポタージュとかハインツのスープ缶て、牛乳を分量入れて作ってくださいって言われるでしょ。
あれをさー、ケチったんだか、牛乳の買い置きがなかったんだか知らないけど、「あれ、牛乳がないや」ってなって、部屋中を見渡したあげくに、コーヒーに入れるクリープをお湯で溶かして代用したような匂い。
ホットケーキの匂いと言われて封を切ったのに、何故かマックグリドルの匂いがするバッタ物感ていうか。そんな感じ。
スープ風呂の中に入る。どうも物悲しい。しんしんと雪が降る夜、自販機でポチっとコーンスープを買って、飲み干して、ほっとひと息。かつんとゴミ箱の中に空き缶を入れるんだけど、その中に実は一粒だけ残っていたコーンになったような、よるべない気持ち。なんだ、この例え。
あれ、「まだコーンがあるはずだ!」と思って、口に缶を当てて、カンカン叩くよね。そんで、前歯に缶をぶち当てて、きぃいいとなったりするよね。私だけじゃないよね。目を片方つぶって、コーンがないか覗き込むよね。
そういう妙な妄想ばかりが浮かんでくるスープ風呂。まあ、色だけ見れば、濁り湯に来たんだと思えなくもない。
濁り湯は乳頭温泉(秋田県)が一番好きです。秋田と岩手の県境、ぽちっと尖ったところにあるから乳頭温泉。お湯の色は乳の色。真っ白な濁り湯。身も蓋もない。雪深い冬はお湯の白さと雪の白さが相まって、なんつうか、本当によいところですよ。客室にはテレビもないし。(今はどうだか分からないけど、私が行った頃はそうだった)…前、雪崩に襲われて大変なことになっていたけれども。
今、しんしんと雪が降る秋田に来ているんだという妄想を、ポタージュの匂いが邪魔をする。いつのまにか秋田から箱根へ。そうです、こういう妙な温泉と言えば、ユネッサンですよ。
過去の記憶をたぐってみれば、あそこにあったのは、ラーメン風呂、カレー風呂、ビール風呂、ドクターフィッシュ風呂、蜂蜜風呂、クラゲ鑑賞風呂、唐辛子風呂…、標準装備は抹茶風呂(ぞろろ!!)にコーヒー風呂、ワイン風呂あたりか。なんでも入れればいいってモンじゃない!!ああ、そうだ、次はユネッサンでこれやればいいよ。コーンスープ風呂か何か。(もはや投げやり)
島ごとにテーマになる風呂を決めてさ、ドラムの桜風呂、アラバスタナノハナの香水風呂、ココヤシ村のみかん風呂、W7は10分おきにアクアラグナが襲ってくるぷかぷか浮かぶ死海風呂、ロングリングロングランドは赤と白の球があちこちに浮いてて、周りに屋台があってさ。そんで、スタンプラリーをやればいいよ。
来年のコラボは是非箱根で!集A社様、来年も神奈川県、特に横浜や鎌倉と同じ神奈川とは思えない、県西部にワンピ特需を!(まだ諦めていなかったのか)
肝心なとろみですが、確かに手も肌もとろとろしていた。だが、温泉とは違って、とっととシャワーで流したい感じだった。浴槽も身体も念入りに洗いました。
ドラムの桜風呂、アラバスタのナノハナ香水風呂、ココヤシ村のみかん風呂あたりは家族全員で楽しめそうです。
スープ風呂はあまり、勧めない。ハードルが高すぎる。
あ、雪の心配をしてくださった方、すいません。ウチは雨でした。裏の山の中腹あたりから雪みたいです。山は積もってた。
以上、本日のお風呂でした。
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