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2008/05/20(火)
踏み絵。
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台風並みの低気圧、すごかったですな。そんな私は本日、仕事であちこちまわらなければならなかったため車で出勤したわけですよ。
山道ととっとこ走っていると、突然一軒のコンビニが現れました。サー●ルkです。くじです。ワンピです。サニーです。
いや、一番クジをやってるコンビニ一覧をサイトで確認済みなんだけどね。単に遠回りしただけなんだけどね。いいんだ。別に。
そっと店内を見回し、知り合いがいないことを確認。よし、このコンビニにはまだサニーがいる。「くじお願いします」とごっそりと抜き出した引換券5枚を片手に意気揚々とレジへ。
「はい、どうぞー」 「!!!!!」
出された箱の中にはくじ券が10枚+αしか入ってなかった。αをつまびらかにしないのは、私のなけなしの理性の証です。
かっと目を見開き、くっと後ろを振り返れば、確かに景品の数が少ない。しかも兄貴!!!サニーだけじゃなくて兄貴がまだいるよ!!!
内心の動揺を押し殺し、くじを引く。名刺ケースとチョパペンしか出てこない。
「はい、じゃあ景品を選んでいってくださいね」
にっこりとおばちゃんに笑みを返しつつ、内心では葛藤の雨嵐。仮にも社会人たるもの、これ以上クジに投資するのはちょっとまずいのではないか。
…いや、こんな一枚500円もするクジはハナからピンポイントで小市民なオタクを狙っているに決まっている。
…そうだ、そういえばウチの弟も昨年、一番クジガンダムで「ザクのプランター」(彼は今、これにアイビーを植えているそうな。重力に魂を引かれて撃墜され、朽ち果てたザクの目の部分から外に向けて蔓がしゅるしゅると伸びているらしい)、「シャアのアイマスク」「一年戦争タオル」をあてていたではないか。
…だが、そんな彼もホワイトベースのマイナスイオン発生器が当てられなかったといって、死ぬほど悔しがっていた。 「おのれ、木馬めええええ!」おまえはガルマか。
…私もこのサニーを連れて帰らなかったならば、この後延々ともっとクジをひいておけばよかった、目の前にサニーはいたのに、と後悔するに違いない。
…後悔には二種類ある。何かをしてしまったという後悔と何かをしなかったという後悔である。後者のそれはいつまでも尾を引き、いつまでも心を腐食する。
…だって私、保育園児の頃のああしとけばよかったと思った記憶がまだ残ってるもん。今でもへこむと記憶を辿って保育園までいけるもん。ジュエリー・ボニーにならなくても心だけなら、(…)簡単に戻れるもん。
…もしも君が小市民なオタクの中のオタクならば…、
…しょせんはウン千円だろ…。
…これを買わなければ何のために働いてるってんだ。
「すみません。あのー、このクジ、残り全部下さい」
…後悔などしない。景品フルコンプ達成。ふはははは。弟に勝った。
さて私は本日、クジに幾ら使ったでしょう。ちなみにサニーはラスト2枚のところで出てきました。本気で引きが弱い。
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