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2008/09/14(日)
そして誰もがキノコになった。
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「カラダカラキノコガハエルダケ」を食された我らが船長を見て、私がまず思い出したのは、「マタンゴ」という怪奇サバイバルパニックジャパニーズホラームービーでした。
前に友人がゾロサンの原稿に追い詰められた時、サンちゃんがなぜかキノコと化して、「これの何処に突っ込めばいいんだ」と真剣に逡巡するゾロの夢を見た、と聞いたことがあるのですが「それはさー、マタンゴの呪いなんじゃないの」って言ったら、「おまえ、よくそんなカルト映画知ってんな」と言う話になったあげくに「…ていうか、あんた、本当は何歳なの?」と聞かれました。失敬な。昭和38年放映の傑作ですよ。
単にちょっとそういう系が好きなだけですよ。雪男をピュアな気持ちで信じてるだけですよ。私だけは信じてるから!!7月にアメリカで発見されたというビッグフットは仕込みの偽物だったみたいですけど。これだからアメリカ人は!!!情けない。
たまに聞かれるのですが、ムーの愛読者だったことはないです。どっちかというと図書館においてあった「ドキっ☆怪奇ミステリー」とかそっち系統が好きでした。
まあ、そんな「マタンゴ」ですが、男女7人の若者がアホウドリ号で海へと出港するのですが、難破して、無人島へと漂着。そこには既に一艘の難破船が打ち上げられており、カビだらけの船内にはキノコがにょきにょきと生えていました。
当然お腹は減る訳です。残り少ない食料と女子とを巡って、無人島の7人はもう大変。けれども食べるものは何もありません。キノコを除いては。
ある日、禁断のキノコに手を出してしまった若者はその時ばかりは至福の表情を浮かべて、ぱくぱくもりもりキノコを頬張っていたのですが、突如、怪奇キノコ人間マタンゴと化してしまいます。
泣き叫び、逃げまどう人々。究極の選択です。人間として死ぬか、キノコとして生き延びるか。
ちなみに極度に空腹に弱い私は確実にキノコを選択するな。
紆余曲折を経て、一人だけ生き延びるんだけどさー、この衝撃のラストシーンがマジで怖いんだよ!!!昔、レンタルしてきて見たんだけど、夜、眠れなかったもん。私、夢の中でキノコになってたもん。B級ホラーであり、現代文明への警鐘でもあるという稀少な作品です。
当時この映画のせいで、キノコを食べられなくなった人がたくさんいたそうですが、食欲のほうが勝つ私はやっぱり普通に今もキノコが好きです。あのルフィの捕まえた猪、キノコと一緒に猪鍋にしたら、めちゃくちゃ旨かったのに。残念。
ゾロはやっぱりサンちゃんがキノコでも気にしないと思うんですよ。一番大きなキノコをむしりとって、その穴に即座に突っ込みそう。ウソップは大変なことになりそうですね。アマゾネスの島にウソップが舞い降りたら、チンコと一緒に長っ鼻もひっぱられたんだろうなあ。つうか、ウソップには究極の選択すぎる島だよね。
機会があったら、是非「マタンゴ」を見てください。「リング」や「フレディVSジェイソン」なんかより100倍怖いよ。…ていうかさ、アメリカ人って本気でホラー映画作る気あんのかなあ。もうちょっと頑張ってくれよ。
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