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2010/11/30(火)
都の条例に関して。その3
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都の条例に関しての日記についてメッセージを下さった方々、手紙を出したと報告して下さった方々、本当にありがとうございました。いい方向へ向かうといいと私も思います。
「逃げゆく物語の話」という創元SF文庫から出版された小説があります。発禁処分になったB級ホラー「血まみれ海岸」とエロ小説の「色情姉妹・濡れた密室」が逃げ惑う悲恋物語なのですな…。今流行りの擬人化だよ!つうか、ともかく泣けるお話なんだけども。今回の条例に関してツイッターではかなりの頻度で情報がまわってきていたのですが、ウェブやブログとはまた違うしなあ、と思い、色々悩んでいたのですが、このお話を読んで少しでも何か役立てることがあれば、とサイトの日記にツイッターから転載させていただきました。うん、「血まみれ海岸」と「色情姉妹・濡れた密室」のおかげだよ。なんかマジ泣けた、このお話。
あんまりこういうところで政治や持論について書くのは私も嫌なのですが、このような規制について考えるたび、「私にホモを、ゾロサンを読ませろ!!」という魂の叫びはもちろんのこと、「書物を焼くものはいずれ、その炎で自身も焼くだろう」というナチスによって焚書処分にされたハイネの詩集の一節と、クローバーさんやオルビアさんたちが炎から本を守るために必死になってオハラの湖に沈めた無数の本とを思い出します。
小説も漫画もホモ小説もホモ漫画であっても、少なくとも私にとっては同じように大切な、かけがえのない本です。何回も読み直し、何回も泣いた本が数え切れないほどあります。この条例を通してはいけないと、私は個人的に思います。
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