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2010/05/17(月)
584話感想。
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表紙はサー・クロコダイル(属性・受)…。何の記事見て、にやついてんだろ…。たぶんここまで大ごとが続くと、鰐の脱獄記事が載ったとしても社会面の隅っこだと思うんだよね…。
しかしクロコ様がここまで受け受けしくなられる日が来るとは思ってもみませんでしたよ、アラバスタ当時。SPっぽいMr.1がまたたまりません。私、マフィアパロを書くことがあったら、対抗勢力はバロックワークスでいくんだ…。
「一人になるのは痛ェより辛ェ!!!」とか「一度向き合ったらおれは逃げない…!!」とか、小さい頃から変わらないまま、変われないままだった兄弟が切ない。
エースは死にたがりだとサボが評してましたが、全てに対して投げやりな部分のあったエースの唯一のブレーキにルフィがなっていくところが早くみたいです。
ルフィのだだ泣きな顔はウソップが一味に戻ってきたときの顔そのまんまで安心したんだろうなあって。どれだけ頑張っても、子どもでは圧倒的に力が足りなくて、ルフィもエースも一刻も早く大きく、強くなりたかったんだろうなあ。
ラスト、三人で駆けてくシーンでエースの隈がなくなってて、ほっとしたよ…!!それはギンに任せとけばいいよ…!!
…ところでダダンの部下の名前が「ドグラマグラ」って、やっぱり何かの伏線なんかな。相当昔、推理小説に凝ってた頃に読みましたが、さっぱり意味分からないままに終わりました。分厚いし、訳分からんし、ぶっちゃけた話、意地だけで読み通した。塩●七生のローマ人の物語を全巻読破した時と同じくらいに、意地だけだった。
印象的なのは「胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか…」っていう冒頭におかれた歌で、胎児が胎内で育つ10ヶ月のうちに数十億年の生き物の全ての進化、出来事を夢見て生まれてくるっていう「胎児の夢」がキーワードで小説内にもしつこく出てくるんですよね。
で、まあドグラマグラは一応は推理小説の枠内なので、この「胎児の夢」を利用して、自らが計画した犯罪を自らの子に「胎児として見る夢」をして伝えさせて、その胎児が大きくなってから20年後に犯罪者になるのを心待ちにする父親が出てくるんですよね。(ツッコミは不要)で、胎児は20年後に犯罪者になり…、エース20歳か。
エースってお母さんのお腹に私たちよりも長くいたことになってるんですよね。10ヶ月まではこれまでの生き物の進化の過程、生の歴史を反復したとして、その先はどんな夢を見てたんだろ。私たちは見たことのない夢、自らの生、自らの死後、未来の在りようも夢見てたのかな。
ロジャーの息子という他に、そんな重苦しいものを生まれながらに背負わされれば、そりゃ隈もひどくなるか…。胎内で寝過ぎちゃって不眠症だったとかさ。で、これから先、ルフィによって何らかの救いがもたらされて、その分、食事時でも何でも所構わず、これまでの分を取り返すようによく眠るようになったとか。
…んー。ドグラマグラ。
…まあ、妄想なら幾らでも垂れ流しますよ。緑と黄色の妄想が一番得意です。おおう。
で、天竜人か。嫌な予感しかしない。
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