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2010/07/05(月)
590話感想。
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うおおおおおおお…。ありとあらゆる感情があふれ出してきて、全部擬音で済ませたい感じ。
シャンクスの言葉がよかったです。これまでのルフィって真剣になればなるほど、仲間を傷つけられて怒れば怒るほど、すぅっと無表情になるっていうか、超然としすぎな部分はあった訳だし。泣いてる仲間、困ってる仲間を助ける側ばかりだったんだから、今度はルフィが助けてもらう番でいいと思うんだよね。
先週のラストの「おれは弱い」っていう言葉に、「おれは何もできねェ」っていうアーロン戦の時のルフィの言葉を思い出しました。意味合いとしては似ていなくもないけれど、ルフィの顔は対照的で。切なかった。
のんべんだらりと生きてたって、自らの手の中にあるものを永遠に持ち続けていることなどできないのに、ましてやルフィたちはグランドラインの過酷な環境で、しかも海賊だからなあ…。
その手にようやく掬ったものを失うのが怖かったロビンちゃんは、自らの手でそれを捨てようとしたけど、結局のところ捨て切れなかった訳だし。なくすのが怖いから最初から持たないっていうのは、ルフィとは真逆のベクトルなんだよなー。でもって、そんなだったロビンちゃんを変えたのはルフィ達仲間なんだから。
今度はルフィが変わったっていいと思うんだ。弱いところができたっていいと思うんだ。シャンクスもそう言ってる!…赤髪の大頭はベックマンさんには特にダダもれで弱いといいです。
「海賊王になる!」っていうのは、それだけでものすごい高いハードルな訳で、しかもそこに「仲間も一緒に元気で!誰も失わずに!」っていうオマケがついてくるわけで。空島に一味全員で上がったときも、実はすごい賭けだったんだよなあとか、これまでの様々な冒険が走馬灯のように、…、…おにいちゃんんんんん。
ルフィにとっていくら仲間が大事だとはいっても、仲間はエースの代わりにはならないし、エースも仲間の代わりにはならない。それでいいんじゃないかな、と思います。どっちも大事で、併存してて、それならば今からでも取り返せるもの、今からでも間に合うものを大事にしたっていいんじゃないかな。
それと同じように喜びが悲しみを打ち消すことはないし、悲しいことが喜びを完全に消してしまうこともないんじゃないかな。…だって、ワンピ読むと泣くし、笑うし、燃えるし、喜怒哀楽すべてが詰まってて、…申し訳ないけど萌えるもん。ワンピースにはありとあらゆる強い感情が並存して、これでもかとばかりに詰まってて、それでいて互いを打ち消すことがない。
だからルフィの中で、仲間たちはエースの身代わりになった訳じゃないと思うのです。世の中に不条理なことなんか幾らでもあるけど、これまではルフィとは無縁なものだったのになあ…。どうしようもないことだらけだけど、そういうのに負けて欲しくない。厳しい環境に身をおいているからこそ、自らの手の中にあるものをこれ以上なくさないために、守るために、ルフィに前に進んでいってほしいと思います。
なんかバンプのRIPばっかり今日は延々リピートしてました。バンプは常にゾロサン変換なんですが、今日はルフィの姿ばかりが浮かんできたよ…。いなくなるのならいたこと知りたーい、で必ず泣く。
…そんな訳で日付を遡り、私は今週号に詰まった萌え方面へと旅立とうと思います。天使よ。
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