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2011/09/12(月)
たったひとつの冴えたやりかた。
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しらほしとデッケンを見てたら、「たったひとつの冴えたやりかた」を思い出し、魚人のみなさんを見てたら、逆襲のシャアのコロニー落としを思い出しました。ンマー、デッケンと心が通じ合ってないから、間違っても冴えたやりかたにはなんないけども。
大好きなSF作品ですが、その自己犠牲のありように対しての批判として「人間らしくない」という書評もいっぱい見ました。自分がその立場に置かれたら、確かにしらほしやコーディみたいに振る舞えるかは自分でも自信はありませんが、「人間らしくない」はひどいよなーと思います。その「人間らしくない」振る舞いをする人が時代の節目節目でいてくれたからこそ、私たちは色々あったけれども、どうにかここまでやってこれたんじゃないかな、と。
ワンピの登場人物なんか大好きなキャラになればなるほど「人間らしくない」って一刀両断されてしまいそうなことばかりしてるじゃないですか。いや、まあ、そら、確かにゴムみたいに伸びる人間らしくない主人公ですけども。
ただ失礼かもしれないし、的外れかもしれないけれども、ルフィとウソップが同じことをしたとして、より努力が必要なのはウソップのほうだと思うのです。より大変なのはウソップのほうだと思うのです。より無力なのはウソップのほうだから。
そういうウソップ側に立つ無力な人たちが悪役に言わせれば「分不相応な」自己犠牲を払うことによって、払ってくれたことによって、麦わらの一味の、グランドラインで生きているみんなの今がある訳で。
最後の最後で水戸黄門が印籠を出すみたいに、ルフィがどーんって助けてくれるんだけども、村娘その１や村男その２も生きてて、みんな一生懸命、誰かのために頑張ってるんだよなあ、その積み重ねの果てにご隠居の印籠があるんだよなあ、としみじみ思ってしまった今週号なのでした。
…うん、萌え方面はサンジのお弁当ブックに全部持って行かれたので。そっちの感想は別枠で書きます。
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