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2011/09/18(日)
ゾロとサンジのなかなおりクッキー。
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ともかくキャラ弁ブックの発売前から「ゾロとサンジのなかなおりクッキー」というネーミングにクラクラしました。
あいつらがケンカするのは知ってたよ。でもさ、わざわざ「なかなおり」という行為もそれにはつきものなのかと思うと、最初はじーんとして、それがじわじわ胃に来て、そのうちこっぱずかしくなってきて、床をドンドンたたきつけたい気持ちになってくるんです。
なかなおりも何もあんまり引きずらないだろうし、ちょっと重めのケンカしても、犯ってなしくずしになかなおりだろ、と思っていた、私の汚れきった心よ。
サンジがゾロとケンカしたら、なかなおりするために、わざわざ手間暇かけてクッキー焼くんだよ…?
「つべこべ言わずに食えッ!!サクサクだろ?」って言うんだよ?(原文ママ)
これが書いてあるページはキャラ弁ブック24pです。
水色に白の水玉模様の生地の上にサクサククッキーが載ってて、右下にはキリンさんが横たわってるカラー絵からゾロとサンジだけをくりぬいて持ってきています。
ここの台詞が 「テメェ 上出来すぎるぜ!!」
…この台詞がゾロのものなのか、サンジのものなのかで、小一時間思考停止させたんですけども、私たちのために、これはゾロからサンジへの台詞だということにしたいと思います。
またこのゾロとサンジが腰掛けているクッションというか、元はソファが中途半端に絵からくりぬかれているせいで、ベッドのマットレスにしか見えないのであった…。水色のベッドのマットレス。
すんごいハリが良さそうです。よく知りませんが、テンピュール様とはこのようなものなのではないでしょうか。
このマットレス様のかもしだす高級感…、ポンポン跳ねてトランポリンしようが、組んずほぐれつ暴れまくろうが、どんなご無体を働いたところで優しく、柔らかく二人の身体を受け止めてくれること請け合いです。
この水色マットレスがあれば、なんでもできる!!
…そんな訳で私、次の新刊ではゾロがサンジに「テメェ 上出来すぎるぜ」っていう台詞を入れることを己へ課しました。うむ。
残された問題は一つだけです。つまりは私が上手に「ゾロとサンジのなかなおりクッキー」を焼けるようになるかどうかということなのです。
私、基本的に目分量でしか料理しないので、さんざんな出来なのです。ツイッタでアドバイスをいただいて、修行中なんですけども。ううう。
つなびにあげた修行前のもっこりクッキーのほうがゾロとサンジの型枠は消えてしまったものの、正直サクサクしてて、味は美味しかった…。でもあれじゃ、ゾロとサンジのなかなおりクッキーじゃないんだよ!!!
ゾロとサンジの型枠がしっかり残ってて、二人の互いへの歩み寄り、なかなおりの痕跡が残っていなければ、ゾロとサンジのなかなおりクッキーにはならないんだよう!!!!
目下のところ修行中です。引き続き頑張ります。
夢はゾロとサンジのなかなおりクッキーをみっしりほうと詰めた筺を大事に大事に抱えて、膝に載せて、海列車で旅に出ることです。
海列車がガタゴト揺れるたびに、二人は鈴を転がすような音を立てて、ケンカします。本人たちは本気でぎゃんぎゃんケンカしてるつもりですが、しょせんはなかなおりクッキー。ちっちゃくて、かわゆいから、天使の羽音みたいに微かな音しか出せないんだな…。あいつらもそうだと思うんだよね。本人たちは本気でケンカしてるつもりなんだろうけども、麦わらのみんなから見たらいちゃついてるようにしか見えなくて、正直たまにうざいってナミちゃんが唇とんがらかせて言ってました。
私はげへげへと笑みを浮かべつつ、「ほら、二人ともホントは仲いいんだから、ケンカしちゃダメだよ。なかなおりしなよ」って声をかけて、「ほら、もうすぐ美食の町プッチだよ」とか、「今日はあったかいねー」とか言います。たまに列車がカタカタいう音にまじって、なんだかみしみし軋むような音も筺の中からしてくるけども、なかなおりクッキーだから仕方ないよね!
あー、ゾロサンマジいいなあ…。なんなんだよ、なかなおりクッキーでサクサクって。なんなんだよ、テメェ上出来だぜって。何が上出来なんだよ、そりゃゾロの四本目の刀もぐーんとすこやか(原文ママ)にもなるよ。
辛い。ホント辛い。みっしりほう。
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