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2012/02/06(月)
655話感想。
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ゾロが頬袋をぷっくりとふくらませて食べてるお弁当には「99のバイタルレシピ」がフル活用されてるんだと思うと、ぷるぷるする。サンジがカマバッカで修行してきた成果なんだよ…。あいつ、あいつホントに2年間頑張ったんだ…。
ホントはルフィみたいに、目の前にサンジがいようがいまいが、すぐにかぶりつきたかったけども、サンジがいるところで満面の笑みを浮かべて食べ出すのは、ロロノア・ゾロ(21だけど精神は厨二病)のプライドが許さなかったんだよね…。船が視界から消えるなり、アレですよ。
いつだってそうなんですよ。見張り台にサンジが夜食作ってもってきてくれても、朝、寝坊したゾロのためにぶーぶー言いながらもブランチ作ってくれても、 最初の一口はむすっとした仏頂面で頬張るんですよ。でも箸を進めていくうちに、頬袋はぷっくりふくらんで、目許はふんにゃりしてきて、…最後にはあんな極上の笑みを浮かべて食べ終わり、「…ごちそうさま」でパシンと手をあわせて、向かいに座って、頬杖ついてニタニタしてるサンジの顔に我に返って、無理矢理仏頂面に戻すんですよ。「おれもまだまだ修行が足りねえ」(ロロノア・ゾロ心の俳句)って思うんですよ。ふう。
サンジのお弁当を取り出して、捧げ持つ手の形がなんだかふんわりしてて、優しそうで、ぷるぷるする。ロロノアに渡すお弁当を持つ手が優しそう。愛情がこもってる。そしてロロノアがお弁当かっ込む擬音がバリバリなのか、バクバクなのか、イマイチ判別がつかなくて、ぷるぷるする。おまえは何を噛み砕いているんだ…。むしろ、おまえのチンケなプライドとか厨二病噛み砕いて、サンジがいるところがそのすごい幸せそうな顔見せて、お弁当食べてやれよ…。
焼け焦げになった深海魚の塊をもちあげたサンジが腕まくりしてて、久しぶりの腕まくりで、萌え袖もいいけど腕まくりで、船内に戻ったらすぐに袖をおろしてて、ちまちま動いてるのがよく分かって、…あー、サンジ動いてるんだな、生きてるんだな、元気なんだなって思う。嬉しい。もう…もう、…あー、サンジ元気で良かったなあ。
ところで深海魚のデザートって聞くと、あんこう鍋の残りを放置して出来る煮こごり的な、コラーゲンたっぷりゼリー的なものしか思い浮かばないんだけど、この人、何を作ろうとしてるの。
拍手で冬の新刊の感想を送ってくださった方、ありがとうございました。ヴィクトリア朝ってことは女王様なんだよな−、女王差様といえばハンコ様ということで、初めてハンコ様を書いたのですが、とても楽しかったです。
しかしルフィはあちこちで女王様と王女様をたぶらかしすぎじゃないですか…!ビビちゃん、ハンコ様についで、しらほしでもう3人目ですよ…!ルフィが三人のハートを鷲づかみにしていく間にもサンジはDTなまんまで、ゾロから小尻を鷲づかみされているだけだというのに。…まあ、私には何の不都合もないので、ルフィには4人目の王女様を狙ってほしい所存であります。
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