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2013/01/13(日)
〃 （辛口）その２
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私は海軍と海賊を戦国大名みたいな存在だと思ってるので、「一般人への迷惑（＝虐殺含む）」はある程度は仕方ないのかな、とは思ってます。戦国武将で好きな人はたくさんいますけれども、あの時代を生きぬくためには仕方がないところがあったというのは、嫌になるほど分かっているので。ただその落としどころとして、せめて仲間や周りの人間だけは守るため、という理由があって欲しいとは思うのです。仲間や周りの人間さえ守れないヤツに、「正義」や「海賊王」という大層なお題目を唱える資格はないんじゃないかな、と思っているので。
…何が言いたいかというと、今度は麦わらの一味への違和感ですが、サニー号の船内でＺ先生を相手に大立ち回りをしたという部分があります。なぜ船内で戦ったし。宝樹アダムでできているから丈夫だし、ＳＷでは空から落ちても大丈夫だったからいい、という問題ではなくて。まずあんな狭いところで戦ったら、ゾロなんか抜刀しても、間合いが取れないだろ。お着替えシーンの理由として、「服が全部燃えたから」とナミちゃんが理由を述べていましたが、あれ、あえて理由を口にしなくてもよかったんじゃ…。そこは勝手にスルーできるところなのです。お風呂で腰に巻かれていたタオルと一緒で、不可抗力なのだ。
つまり、今回の映画で最大の被害者は覇気でその意思が感じ取れるとはいっても、物言えぬサニー号だと思うので、もうちょっと船を大事にしてやって欲しかったなあ。Z先生は船外に誘導してから、戦闘に持ち込んで欲しかった。あれは、…戦場を２つとって、中でＺ先生、外でアインちゃんとモサモサと分けるためだけの演出の便宜上のものとしか思えなかったのだ…。みんなで船内きれいきれいに雑巾がけして労ってあげて下さい。
海軍は「絶対正義」の胡散臭さからして、自称ネ申な上杉だろうな、と勝手に思ってるのですが、今回の件は、結局は海軍内部でのお家騒動というか、内輪もめではないですか。海賊も、新世界に住まう一般人も逆恨みされただけな気がするんですよね。Z先生と拳で語り合うお仕事をすべきは、ルフィではなく海軍内部の人であるべきじゃないのかな、と。
ガープとセンゴクとおつるさんが同期だと言われていたので、その場では止められなかったにせよ、いくらでも後からも方法はあったよね。コビーに対して説明的セリフを吐いているだけではなく。…まあ、コビーの出世のスピードが異常だったことの理由の一部がなんとなく掴めたシーンでもありましたが。
そして萌え方面ですが、あからさまでしたね！対応に困るくらい、あからさまだった！映画の流れ自体が「男」の映画だから、いわゆるサービスシーンや萌えもそうなのかなあ…。男子のエロ本て直裁的じゃないですか。勝手にこっちがいつも萌えてるので、アレなんですけども、途中過程省いてガツンと来た。
温泉もいきなり腰骨と肩骨来たし。浴衣でワンクッション入らない。普段着→シャバドゥビタッチヘンシーン！！→裸。…いきなり裸…、ブフォ…。サンジの身体が21歳になって、細いだけじゃなくて、うっすらと脂肪ついて、水を弾いてたことに衝撃を受けました。ヘンシーン部分勝手に妄想する。
そういや、お風呂にタオル巻いて入ってたけども、あれ、外人さん仕様なお風呂の入り方だと思うので、ゾロとサンジの間に一悶着あったんだろうなー。後、まあ、青キジの氷の義足みて、サンジはゼフおじいちゃんのこともあるし、何を思ったかとかゲスなことも考えた。
ちなみに私が今作で、一番萌えたのはドッグの持ち主モブストンさんちに縁側があったことです。あそこで、湯治帰りのゾロとサンジがぐだーっとしてたり、サンジがゾロの耳かきしてやったり、皎々と浮かぶ満月に「…月がきれいだな」したりするといいなあ。縁側もまた境界線のひとつなのだ。
まあ、久しぶりにマスター子安の独唱が聞けたので、ワンピファンとは別の次元で萌えさせていただきました。鼻血出るっていうか、私、初聞で、レーザー治療した鼻の穴からノーズファンシーキャノン飛び出たから。本当にありがとうございました。
これまでの夢の人Ｚ、夢を追う過程にあるルフィ、これから夢を追ってゆくモブストンの孫のガリの対比な…。麦わらの一味は全員が子どもの頃の無邪気で、罪のない夢をどうにかして形を壊さないままで実現しようと必死に抗い、迷い、戦ってる人々なんだよなあ、と改めて尊敬しました。
麦わらのみなさんがこれからも自分の本来を曲げてしまうことなく、夢を追い続け、叶えていってくれますように！後、サニー号をホント大事にしてあげて…、ホントに…。
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