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2013/04/24(水)
海賊無双２の感想その２
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【ストーリー】
正直ツッコミどころ満載であります。というか、考えたら負けです。ワンピのキャラと場所と時間軸をシャッフルして、物語を再構築したというか。（…自分でも物事はいいようだなと今思ってる）もうプレイしてて怖くて怖くて、何が怖いって、これ、全クリアしたら、甲板で昼寝してるルフィが「ふぁあああ…、…。…？…あ、夢か」ってなるんじゃないかな、って怖くて怖くて。その目覚めた時のルフィが笑顔なのか、いきなり泣き出すのか、考えるだけで怖くて怖くて。…私はこれ、ルフィの夢なんだろうなあと思ってます。
物語は空島から始まります。ガープ率いる海軍と対峙した麦わらの一味は突然わき上がったノックアップストリームに載って、再び空島へ。そこには何故かエネルがいる。（説明なし）ストーリーを進めるとエースも白ひげも普通に出てきます。（説明なし）…黒ひげの策略により、不思議な貝が吹き出す黒い煙を吸った途端、ルフィとナミ以外の麦わらの一味は目が真っ赤に染まり、仲間たちを敵と認識して、襲いかかってくるようになってしまいました。同じ様なことは白ひげの一味の内部やバロックワークス、そして海軍内部でも起こり、黒ひげからそれぞれの仲間を取り戻し、闇から救うために、ある場面では協力し合い、またある場面では反発しあいつつ、彼らは呉越同舟頑張ってゆくのでした…、という話であります…。
こういうお話を作る際に、第三勢力というものの存在は必須な訳で、正義対悪だけだと間も持たないし、まずつまらないんですよね。三國志も三つの勢力があったからこそ、銀河英雄伝説もフェザーンというワイルドカードな存在があったからこそ、あれだけ話に深みが出たのだと思うのです。
またプレイアブルキャラが前作での１３人から一気に３６人に増え、他の勢力のキャラも使えるようになったおかげで、ワンピ世界をより深く仮想体験し、楽しめるようになったのではないかと個人的に思います。
私、これまでともかく黒ひげ大嫌いだったんですが、難易度・超難しいをクリアするには私には彼が必須で（白ひげの能力を吸収した後の「ティーチW能力」では白ひげの必殺技２が、ティーチの必殺技１となるため、レベルをカンストさせても通常は２発が限度な超強力な必殺技が４発撃てるため）割と、最初は仕方なく使ってたのですが、彼、雑魚キャラの群れがいると、埋もれて、フルボッコにされて、前に進めなくなるんですよね…。最強キャラなはずなのに。
見た目も正直チビデブだし、かっちょよくはないし、臭そうだし、あー、この人、ヤミヤミの能力を手にいれるまでは、ものすごいコンプレックスの塊だったんだろうなあ…、って。また白ひげと邂逅した時に個別台詞があるのですが、（前作では誰が誰と出会ってもバカの一つ覚えの台詞しか言わず、そりゃないだろと思いました）「…あんたは年老いた」っていう明夫たんの声がまたひどくさみしそうでしてな…。声優さんすげえなあ…、というのと、黒ひげの哀しみみたいなものも感じて、しみじみとした気持ちになりました。
黒ひげのことをこんなに考えたのは、コントローラ持ってプレイしてる時が初めてで、とても新鮮だったなあ…。海軍という存在に対しては、「…正義はないよね、正義は」というところで一貫しているのですが、黒ひげに対してはあんまりそういうこと考えたこともなかったし。最近 ベラミーが元気ですけども、彼だってドフィが助けたから生きてる訳で、ドフィなりの哲学みたいなものもあるのかなあ…、と思います。
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