サーシャ親父の独りよがり日記
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2005/09/30(金) 逃げるとか
私が、とても尊敬する社長の息子さんの話を聞きました。
社長は、現在60数歳。
離婚後、女で一つで社業を起こされ大変な苦労をしたにも関わらず、そのお顔には、優しさがあふれている。
現在は、代表権のない会長ですが、時間のある時は、朝礼から出社。

数十年前、ビルを建てて、ご長男さんに社業を譲ろうとしましたが、その仕事が好きでなかった息子さんは、仕事に身が入らない。
息子さんは、洋服の仕事がしたくて、その旨を社長に言うが、彼女は、この仕事もろくにできないのに、なんで洋服やさんが勤まるものか、ちゃんと仕事ができるようになったら、何でも好きなことをやりなさいと、聞く耳ももたない。

どこっかで、聞いた事がある話でしょー。
俺は、驚きました。
この社長にして、こういう事を言ってたのかって。

で、息子さんは、自分の夢をあきらめきれずに、内緒で小さな古着屋さんの開店を準備する。
それに腹を立てた社長は、その開店に関して条件をだす。
もし、古着屋さんを開店するなら、
1.家から出て行き、親子の縁を切る。
2.お金は貸さない。
3.保証人にもならない。

もしかして、こんな条件をだせば、開店をあきらめて社業をしてくれるかもしれないとの思いが、あったそうです。

でも、その条件を受け入れて、息子さんは家を出て行くことになり、すぐ翌日が引越しの日。
どんな強いことを言おうと、そこは母親。
とても、引越しの光景を見ていられず、その日一日、家を離れ、そして、その後何年も息子さんがいた部屋には、入ることができなかったそうです。

開業後、すぐに順調にいくはずもなく、資金繰りに窮した息子さんは、銀行から資金調達をしようをするが、まったく相手にされずとても苦しい生活が続いたそうです。

嫌いな仕事では、ちょっとの我慢もできないのに、好きな仕事なら、飯もろくに食えなくても、頑張る。
そうして、50万円をようやく借り入れできた時は、涙が流れたそうです。

そんなこんなで、息子さんは立派に洋服さんとして成功し、都内にも進出。
今は、息子さんとも大変仲良くなり、仕事は違いますが、時には息子さんから教えられるようなこともあるそうです。

うちら(特に俺)我慢ができない人に、そんな我慢ができないで、そんなこともできなくて、なんてすぐに言っちゃう。

でも、うちらだってそうなんだけど、好きだから我慢ができる。
好きとまでは言えなくても、そうする事で、こうゆう結果って、頭じゃなく体でわかっている。
そんな事だから、無理もできる、我慢もできる。

でも、本当に嫌いだったら、頭でわかっても、実感できなかったら、我慢ができるんだろうか?

俺、今日、パソコン暦たった数ヶ月で、とんでもないパソコン知識を持つ子に出会った。まるで、ソフトのサポートの人間。

お子の成長の「のびしろ」は、半端じゃない。
うちらの目線で見るから、「のびしろ」数センチとしか、思えない。
うちらは、変わってもそんなもんだから。

ところが、お子は変わる時は、半端じゃーーーない。
体みたいに、別人になる。
年齢なんか関係ない。
大人じゃくて、成長過程人は、みな「お子」なんだ。

だから、お子を信じよう。
一つの仕事が全然ダメな息子さんみたいにさ。
必ず、そんな事が、やりたい事が、見つかるさ。
そん時に、勇気だせるようにさ。

お子を信じようーーね。


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