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2006/10/20(金)
攀念智(はんねんち)
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この言葉は、イエローハットの創業者で、今は日本を美しくする会の顧問をなされている鍵山秀三郎先生の本の中にでてきた言葉です。
攀念智(はんねんち)は、お経の中に出てくる言葉で、人を恨む、憎むという想念のことです。 この想念は、自分のエネルギーの全てを奪い、その人を不幸にします。
「攀」とは、登攀(とはん)に使われる言葉で、脚だけを使って登る登山と違い、手を使い、脚を使い、使えるところは全部使って、よじ登る登山の仕方です。
そのように、恨みを怨みとし、深いうらみを誰かにもつことは、やがてはその念に、もった本人が取り付かれ、その人のエネルギーを失くすことになるのです。
鍵山先生は、この攀念智という言葉を知っていたおかげで、そういう想いを、仕事やプライベートで自分に災いをもたらした人に、もたずにすんだそうです。
「口頭の聖賢、紙上の道学者」、知っていることは行動しなければ、何の役にもたたないという言葉があります。 鍵山先生は、本の中で、知っていたおかげといっておられますが、知っていただけでなく、そうしないように行動を、そのような実践をされたのだと思います。
私が、そのような素晴らしい教えを、実際の行動に移すことができるかどうか、わかりません。 でも、私は、知っています。 この攀念智という言葉を知りました。
知ること。 知らなければ、行動も実践もありません。 ここからがスタートなんですよね。
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