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2006/06/22(木)
覚悟
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孔子が、弟子に克己の方法を聞かれ、こう答えた。
礼にかなっていないものは、視ない。 礼にかなっていないものは、聴かない。 礼にかなっていないものは、言わない。 礼にかなっていないものは、行わない。 (見るではなく、視る。聞くではなく、聴く。)
すると、それに対して、影から大きな声が飛ぶ。 弱者の方法論だ。 現実的ではない。 食い物にされる。
しかし、覚悟を決めて、そうする時、もしかすると自分は迫害にあうかもしれない。 でも、泥棒にあおうが、詐欺にあおうが、それを黙って甘受する。
邪悪なものを繁殖させないと覚悟を決めた時、自分をその邪悪の最後の場所とする。 そんな覚悟を出来る人間。 それは、けっして弱い人間にできる覚悟ではない。
古典は、数百数千年の間、検証され、何万何十万、いやそれ以上の人間から、正しさが証明されている。 それを、批判する人間の素晴らしい愚かさ。 だから、人間って、面白いんだって思う。
今は、正面から古典かぶれのサーシャでした。
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