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2006/08/11(金)
心を体のこと(弁護士さん編)
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先日、ある弁護士さんからお話を聞かせてもらいました。
高校3年生になり、いよいよ真剣に進路をというその時。 よくある話、父親が連帯保証人となっていたことで、一挙に経済的苦難を体験。 その体験で、法律家になろうと決意する。
しかし、司法試験の困難さの現実を目にして、あきらめかけるが、家族の力になるためには、サラリーマンでは無理だと、司法試験にかける決心をする。
そして、試験におちること、10回、11回、・・・。 ようやく、大学を出てから15年目にして、司法試験に合格。
何度も、何度も試験に落ち続け、自己嫌悪、挫折感で、出口がないように思った。(よからぬ考えも) そして、ある時期から、試験が近づいてくると、体に影響が出てくるようになった。 不整脈、足のむくみ。 それは、試験がすぎると、うそのように、治ってしまった。
今でも、試験に落ちた夢をリアルに見るそうです。 何度もみる同じ夢のいくつかは、妹とか友人とかが、お前、何回も落ちてるんじゃーあ、代わりに、わたしが、俺が、受けるよと言って、試験を受け、一発で合格。 または、色々なバージョンで、何度も、何度も、落ちた夢を見るそうです。
そして、今日も、こんな話しちゃったんで、間違いなく今晩は、落ちる夢をみますと、笑いながら言っていました。
もし、そんな話を聞かなかったら、いわゆる社会のエリートの弁護士さん。 自信満々で、弱さなんか見せない人みたいに思っていまう。
でも、心のストレスが、体にでることを身をもって体験している。 約束しました。 もし、なにかの機会があったら、躓いているお子達へ、この話をしてくださいねって。
と、同時に、この先生は、10年でも、あきらめなかったことも、教えてくれたように思いました。
だから、うちらは、心をなんとかすることなんかできないから、体を元気にすることから始めたたいと、思うのです。
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