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2007/05/15(火)
山
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人生はよく、山登りに喩えられたりします。 足元をちゃんと見て歩かないと、転んじゃう、とか。
ずっと足元を見て歩いてばかりだと、疲れちゃう、だから、時には自分が登っている山の頂上を見て、そこでの素晴らしい眺望を思い浮かべるんだ、とか。
あたいの場合、ふと気が付いたら、平坦なお花畑を歩いていて、あら、俺、山登りしてたんじゃないかということを、しばらく忘れていたわけで。 でも、やっぱし、平坦な道はやっぱし、ふと気が付くと、いつの間には山道になっていて、もうあそこに次の山が見えてんだよね。
で、なんだよ、またかよって文句の一つも言いたくなるんだ。 つうか、不平不満を言い出すわけで。
そうすると、だんだんに思うわけで。 人生に山や谷ってあるんだろうかって。 自分がそう思うから、山だったり、谷だったりするわけで、歩けてるんだから、生きてるんだから、もうそれは、それで100点満点なわけで。
生きていることは、限りなく普通に見えるんだけど、よくよく考えてみると、心臓さんはじめ、腎臓、肝臓、脾臓、休むことなく働いてくれている。 お目目さんだって、へんてこな俺のお目目さんだって、何かを見る時は、あっというまに、ピントを合わせてくれる。
すべて、そんなもんで、体のすみからすみまで、頭のてっぺんから、足の先まで、俺を生かすために、みなさんが休み無く働いてくれている。 とーちゃんとかーちゃんから、そのまたとーちゃんとかーちゃんから、そのまたのまたとーちゃんとかーちゃんから、ずっと続く命のリレー。
感謝しなくちゃ。
って、そうできれば、わしもたいしたもんなんだけど、これがなかなか。 しゃーないから、感謝するふり、思うことからはじめよーーーーーっと。
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