サーシャ親父の独りよがり日記
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2007/07/26(木) 明日香より明日香へ
あるテレビドラマからの台詞の抜粋です。

『わたし、今日死のうと思ってた
ごめんね、明日香
わたし、今まで明日香のことが、あまり好きじゃなかった
一人ぼっちの明日香が、好きじゃなかった

だけどここに来て、気づいた
わたしは一人ぼっちじゃないんだってことに

ここには8才のわたしがいる
わたしには8才のわたしがいて、13才のわたしがいて、いつか20才になって、30才になって、80才になるわたしがいる

わたしがここで止まったら、明日のわたしが悲しむ
昨日のわたしが悲しむ

わたしが生きているのは、今日だけじゃないんだ
昨日と今日と明日を生きているんだ

だから明日香、死んじゃだめだ
生きなきゃだめだ

明日香
たくさん作ろう
思い出を作ろう
たくさん見よう
夢を見よう

明日香
わたしたちは、思い出と夢の中に生き続ける
長い、長い、時の流れの中を生き続ける
時にすれ違いながら
時に手を取り合いながら
長い、長い、時の流れの中を歩き続ける

いつまでも
いつまでも』

2007/07/19(木) 読書
俺の読書の仕方は、森信三先生が教えられてる方法からまったく反対の方向にあります。
「何冊も買うな、1冊を買い、それを読み通せ。」
わし、図書館で何冊も借り、同時に何冊かを読む。時には、4冊くらい併用しながら、読み進める。

小さい時、母と別居していたサーシャ。
子供の時、母が帰ってくる時のお土産はいっつも本。
おばあちゃんや母がよく言っていた。
「サーシャにゃ、本をやっとくと静かなんだから。」と。

手術して、裸眼で本が読めるようになった時は、ほんと嬉しかった。
で、それがあかんようになって、本と人生で初めて、しばらく離れた。
それが、ある時から、また読書の習慣が復活した。
今はほぼ、毎日、本を読む。

でも、併用読みはやめようと思う。
素直になって、先人の教えに従い、1冊を読む。
山月記をせっかく読んだんだもん。

そうそう、最近、免許の更新をしました。
3年前、片目で免許の更新に行って、オッケーなった時、飛び上がるほど嬉しかった。
嬉しくて、嬉しくて、何人もの人に電話した。
「やりました、やりました」って。
嬉しかった。

人間ってのは、ほんと、わがままなもんだ。
今回は、もちろん、前よりは右目もかなりいいけど、嬉しさは、前回の1000分の1、・・・・かな?(笑)
経済学では、これを「財の効用逓減の法則」って言うらしい。

つまり、1万円のステーキをはじめて食べた時の嬉しさを100とすると、2回目、3回目と食べていくと、その嬉しさが90、80っていう風に嬉しさの程度が落ちていくって事。

にしても、サーシャのテンション、逓減せんなーあ。
やっぱし、1万円のステーキ、食わないからだな。
逓減を恐れる人、サーシャが変わりに1万円のステーキ、食うんで、お送りくださいね。

2007/07/11(水) 山月記
作者中島敦は、明治に生まれ、34歳で病死。
彼の小説は、中国の古典に多く材料を取り、山月記は、その代表作。
にーちゃんに聞いたら、山月記は教科書に取り上げられているらしい。(未確認情報)

あるところに、秀才がいた。(サーシャさんのことではありません)彼は、官位につくが、自分よりおろかな人間の下で働くことを潔しとせず、詩歌で身を立てようとする。
しかし、詩歌の道ではぱっとせず、妻子の糊口をしのぐため、最後、自分の意にそわぬ官吏務めをする。
ところが、数年後、彼は発狂し行方不明になる。

その後、ある地方で獰猛なトラによる人的被害が続出。
そこへ、高官が通りかかり、トラに襲い掛かられ危機一髪。
トラが声を発し、「危ないところだった。昔の数少ない友人を殺してしまうところだった」と。

トラは、発狂し行方不明になったその秀才だった。
彼は、言う。
「自分は気がついたら、虎になっていた。時々は人間の心を取り戻すが、その時間が一日一日と少なくなる。なぜ、自分がこんなあさましい姿になったのか、今になって分かる。

人間は誰でも猛獣使いであり、その猛獣に当たるのが各人の性情なのだ。
私は、己の多少の才覚におぼれ、官位においても、詩歌においても謙虚さを忘れていた。
我が内なる臆病な自尊心と尊大な羞恥心。
この為、謙虚になることができず、自分の成長はとまってしまった。
私の猛獣は、この尊大な羞恥心。
これが虎だった。
これがおのれを損ない、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、あげくの果て、外見までも内面と相応しい、虎になってしまった。

人生は何かをなさぬには、あまりに長く、何かをなすにはあまりに短いなどと、口先ばかりのことを言い、事実は自分の才能不足が露呈するかもしれないという卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが、おのれのすべてだったのだ。
・・・・・・・・・・。」

謙虚さ。
素直さ。

サーシャには、どれもが遠いところにあるもの。

たくさんの失敗。
たくさんの間違い。

素直になれば
謙虚になれば

どれも
恥ずべきことはない

俺の猛獣は、なんなんだろう?

分からないまま生きていく
明日からの
そんなわたしです(by 吉田たくろう)

わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみましたああああ
(おなじく by 吉田たくろう)

2007/07/10(火) 思春期の頃??
常日頃、元20歳とずっと主張し続けているサーシャにも、思えば思春期と呼べるような時代があったような気がする。

加藤諦三から始まった意識的哲学の旅は、国内では倉田百三から西田幾多郎へ。
西欧では、ソクラテス、プラトン、アリストテレスから始まり、ニーチェ、サルトル、当時の有名どころはもれなくチェック。

甘酸っぱい思索の中で、頭ばっかり大きくなり、いう事、書くものといったら、南海キャンディーズチックな難解な用語満載のものばかりだったような気がする。
サーシャの書くものは、訳分からんとよく言われた。

その流れのまま、ジャズから政治の話も。
楽しくもないのに新宿のジャズ喫茶に出入りし、資本論を読み、すべての本、雑誌は理論武装のための材料探し。

それでもやはり好きな作家、本はあった。
その一人が、中島敦。
彼の独特の文体が好きだった。

昨日、ある方から中島敦の話が出た。
びっくりした。
大好きで、昔、神保町の古本屋回りをして、それこそ清水寺の舞台から飛び降りるつもりで、当時の自分には大金を払い、初版本の全集を買った。
それからずっとその全集は、読んで手垢がつくと大変なので、しっかり包装して大事にしまってある。(笑)

中島敦の作品、山月記を題材に、人間というものの話をするために、中島敦の話をされた。
久しぶりに、読む用の中島敦の本を引っ張り出して、山月記を読んでみた。
その本も昭和45年発行の本だから、今から37年前のもので、読めない漢字満載。
俺、昔、こんなの読んでたのかな?と、ちょっと不思議な感じ。

山月記。
そこには、俺がいた。
人間が持っている臆病な自尊心、尊大な羞恥心、まるで、俺のことが書かれているようだった。
って、こんなんじゃ訳分からんだろうけど、そこはそれ、独りよがり。

すんません。m( ー ー )m

2007/07/04(水) 生命科学
わしの最近の読書の傾向は、長年のテーマ、「心と身体」の追求から生命科学という分野に入り込みました。
そして、どっぷりはまってます。
なかでも、多田富雄さん関係の本で、この数ヶ月過ごしています。

それで、ものすごく驚いたことがあります。
それは、人間というのは、ほっておくと、女にあるということでした。
なんか、聖書とかでは、アダムのあばら骨からイブが作られただの、楽園を追放されたのは女のせいだだの、例えば、スポーツ系の記録とかをみると、男の方が断然記録がよくて。

そんなんで、自分も男っていうのもあって、なんか男の方が、そうそうソムリエとか料理人とかも、やっぱり男だし、発明とかも男だしで。
男の方が優れている、みたいな風に思っていたんです。

ところが、ところが、人間は基本は「女」という、まぎれもない証明可能な現実を突き詰められたもんで、とにかく、びっくりでした。
脳も、男の脳と女の脳があって、やはり基本は女の脳だそうです。

わし、べつに媚を売るわけじゃないけど、男の方が優れてるっても、機能的な問題だけで、男尊女卑的な気持ちはなかったんです。
言い方おかしいけど、ラーメンの美味しさと日本料理の美味しさを比べてみてもしょうがないって、いうような気持ちだったんです。

それよりも、変な言い方なんだけど、女の亜種が男だって、しっかり理解したら、なんか気分が楽になったんです。
そっか、うちら亜種なんだ、かろうじて「男」やってるんだって思ったら、あんまし気張ってがんばらんでもいいやんか、ってな気持ちになれたような気がするんです。
(って、サーシャつて、いっつもおーーーーー、きばってないやん)

にしても、不思議だよね、いつの世の中だって、だいたい男と女の比率、半々なんだもんねーえ。
生まれてきて、何人の人と会えたり、ご縁がもてたらするんだろーね。
年賀状1万枚書く人もいるんだもん、わしも後237年くらい生きたら、5000枚くらいは年賀状を書けるようになるかなーあ?(笑)


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