サーシャ親父の独りよがり日記
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2007/07/10(火) 思春期の頃??
常日頃、元20歳とずっと主張し続けているサーシャにも、思えば思春期と呼べるような時代があったような気がする。

加藤諦三から始まった意識的哲学の旅は、国内では倉田百三から西田幾多郎へ。
西欧では、ソクラテス、プラトン、アリストテレスから始まり、ニーチェ、サルトル、当時の有名どころはもれなくチェック。

甘酸っぱい思索の中で、頭ばっかり大きくなり、いう事、書くものといったら、南海キャンディーズチックな難解な用語満載のものばかりだったような気がする。
サーシャの書くものは、訳分からんとよく言われた。

その流れのまま、ジャズから政治の話も。
楽しくもないのに新宿のジャズ喫茶に出入りし、資本論を読み、すべての本、雑誌は理論武装のための材料探し。

それでもやはり好きな作家、本はあった。
その一人が、中島敦。
彼の独特の文体が好きだった。

昨日、ある方から中島敦の話が出た。
びっくりした。
大好きで、昔、神保町の古本屋回りをして、それこそ清水寺の舞台から飛び降りるつもりで、当時の自分には大金を払い、初版本の全集を買った。
それからずっとその全集は、読んで手垢がつくと大変なので、しっかり包装して大事にしまってある。(笑)

中島敦の作品、山月記を題材に、人間というものの話をするために、中島敦の話をされた。
久しぶりに、読む用の中島敦の本を引っ張り出して、山月記を読んでみた。
その本も昭和45年発行の本だから、今から37年前のもので、読めない漢字満載。
俺、昔、こんなの読んでたのかな?と、ちょっと不思議な感じ。

山月記。
そこには、俺がいた。
人間が持っている臆病な自尊心、尊大な羞恥心、まるで、俺のことが書かれているようだった。
って、こんなんじゃ訳分からんだろうけど、そこはそれ、独りよがり。

すんません。m( ー ー )m


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