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2008/02/06(水)
お母さんの請求書 byグルエンベルグ
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ある日曜の朝のことです。 ブラッドレーは、朝食のテーブルに着くと、お母さんのお皿の上にていねいにまいた一枚の紙をおきました。 お母さんは、まいた紙を手にするとするすると開きました。 その紙には、次のように書いてありました。
せいきゅう書 お使いちん・・・・・・・・・・・50セント パーティのとこのるす番ちん・・・50セント 庭のはきちん・・・・・・・・・・50セント 弟のおもりちん・・・・・・・・・50セント
合計 2 ドル
お母さんは、にっこりわらいましたが、何も言いませんでした。 そして、お昼の時間がきたとき、ブラッドレーのすわっているテーブルの上に、2ドルをおいたのです。 ブラッドレーは、そのお金を見て大よろこびです。 けれども、そのお金といっしょに、もう一つ、小さな紙がおりたたんでありました。
お母さんのせいきゅう書 病気になったときのかん病代・・・・・・0セント シャツやくつ下のせんたく代・・・・・・0セント 毎日の食事代・へやのそうじ代・・・・・0セント 生まれてから今日までのおせわ代・・・・0セント
ブラッドレーの眼には、なみだがいっぱいあふれました。 そして、お母さんにかけよるともらった2ドルをわたして、『お母さん、ごめんね・・・』と言いました。
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お母さん、お母さんって言葉には、それだけでなんか優しい響きがあるような気がする。さーしゃおくそおやじ、サーシャおくそおやじ、それだけでなんかげええええな響きがあるような気がする。
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