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2009/07/13(月)
夏になると思いだすこと
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私は、宗教団体なるものにいい思い出がない。 離れて暮らしていた母が、○○○会なる有名宗教団体に所属していた。 そんで、小学校時代からその会の集まりに、母に連れられて行っていた。 ただ、母に会えることが嬉しかった。
そして、高校になった時、高尾山だかどこかの夏の研修会に参加してくれと、母から頼まれた。 めんどくさいけど、母からの頼み、しょうがないなと参加することになった。
行ってみると、その研修会なるもの、不良の子達の更生を目的としたものであることが、だんだん分かってきた。 当時の私は、今から想像できることだけど(笑)、問題行動など起こしたことがなく、むしろ、勉強はできるし、部活はやっている、目に見えない心の葛藤は別として、文部省が望む高校生をやっていた。
初日の研修会の講師の言葉、「みなさん、ここからあそこまで、見える所全部がうちの会の所有地なんですよ。」、その言葉に、要らない土地をそんなに抱えてるなら、恵まれない人に1円でもやったらいいだろうよと、とても憤慨しました。 いまから、40年も前のことですが、鮮明に覚えています。
研修会の終り、最大イベントが、親からの手紙をもらって、皆が自己反省して涙と流すことでした。 若い私、馬鹿い私?、次々と、皆が涙を流す場面に引きずられ、不覚にも同じ行動をしてしまいました。 ところが、時間が経つにつれ、電車で家に帰る頃には、なんで俺があの研修会に参加しなくちゃいけなかったんだ。 当時、離れて暮らしていた母に、親孝行の気持ちと充分に持ち、真面目な将来設計もし、部活、勉強にそれなりに、励んでいた自分、そんな自分を母親は、他の不良たちと同じに見ていたのかと、ものすごく腹が立った。 そして、母ときっと初めて喧嘩をして、その後、その会の集まりに一切、顔を出すことをしなくなった。
40年以上前のことを、いまだぐちゃぐちゃ言っている私だから、ま、他人様、他団体様の悪口を言えた義理じゃないんだけども、それでも、宗教団体、お金持ち過ぎるよ。 教祖様、軽自動車乗って、ジャスコの1万円スーツきて、安アパート住むべきだと、思うんだけどなーあ。
話変わるけど、亡くなった元経団連の会長のどなたか、ずっと、貸家住まいだったらしい。 そんな方に、日本経済はリードしてもらったんだもん、そりゃあ、奇跡の躍進、わかるような気がします。
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