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2010/02/23(火)
豊田有恒
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豊田有恒。 私にとっての彼は、日本の大好きなSF作家の一人としての記憶しかありませんでした。 ところが、そうでない作品を図書館でたまたま見つけました。 このたまたま見つけるという出会いこそが、無駄の効用と言うべきか、なんか本屋、図書館でしか味わえない醍醐味の一つではないでしょうか。
で、本当に何十年ぶりかで読んだ豊田有恒の作品、『崇峻天皇暗殺事件』、内容は日本の古代史上最大の謎といわれる崇峻天皇の暗殺とそれに続く連続殺人。歴史教科書の中の聖徳太子が、見事に血も肉もある人間として描かれています。 いがいや、うまやどの王子。 さてさて、司馬遼太郎作品のかなりを読んだあとのターゲットとして豊田有恒、一気に大浮上です。
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