泉照(杉崎しをり)「店番」日記
水墨画作家「あとりえ泉照」はのんびりですが営業中
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2005年12月
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2005/12/09(金) クリスマスシーズン
商店街でもネットのショップでも「クリスマスムード」を盛り上げております。

で・・・我が家は・・・というと・・・クリスマスは特別なにもしません。

漠然と「パーティームード」や「ロマンチックなムード」を楽しむ・・・っていう事が何時の間にか出来なくなってしまったのは、このクリスマスという行事がクリスチャンのものなんだなぁ〜と実感したときからでしょうか。

わたしは小学校を星美学園というカトリックの学校ですごしました。
今はほとんど宗教色も薄れたらしく、あまりキリスト教の行事はしていないらしいですが、わたしが在学していた30年前は、年がら年中カトリックの行事に明け暮れていて勉強する暇がないくらい、忙しかったのを覚えています。
4月はマリア祭
7月はお遊戯会
11月はバザー
12月はクリスマス・・・

メインの行事がこれらで、その間にイタリアから司祭〔パードレ〕やマードレがくると、そのたびに歓迎会

行事のたびに、宗教劇の練習・聖歌の練習・行列の予行演習を1−2ヶ月前からおこなうわけです。

で・・・その思い出ばなしを当時の同級生と話していたら・・・

「それは貴方だけだわよ」

といわれました。

どうもわたしは、いわゆる『宴会部長』だったようで、劇があったりコーラスがあったりするたびに借り出されていたようで、他のひとたちは通常の勉強を普通にしていたようでした。
そういえば、稽古のときは授業中抜け出してのレッスンだったので、他の子たちは普通に授業受けてたような気が・・・。

なので他の子たちが九九を覚えている最中にわたしはシスターに呼び出されてラテン語の聖歌を覚えていた・・・というありさま。もちろん意味もわからず『門前の小僧』よろしくカタカナ丸覚えで「グロリア」や「アベマリア」や『ハレルヤコーラス』を歌ってました。

余計なもんばっかりインストールされていたなぁ・・・と今になってしみじみ思います。

で・・・その後大人になってから、パッチワークの関係でカナダのキルターと文通したことがあったのですが、彼女から手紙に「クリスマスだからもみの木を切り倒してきます」とあって、それ以来「ああ・・・クリスマスっていうのは向こうの人たちにとって、日本人が門松を飾るくらい厳粛な行事なんだなぁ」と思ったときから、なんとなくクリスマスをするのが空しくなってしまって、もうクリスマスツリーもプレゼントもやらなくなってしまいました。

海外からやってきたものめずらしい行事もはじめは楽しくても、時間がたつと信仰心のない行事はやっぱり虚しなってくるのであります。

ところで、先日テレビでやっていた「サウンド・オブ・サイレンス」〔Don't say the word〕という映画で、『感謝祭』〔Thanks giving day〕に事件がおきている・・・という映画でしたが〔主演マイケル・ダグラス。〕この「感謝祭」ってどういう意味かと10年くらい前にアメリカにすんでいるアメリカ人と結婚している知人に聞いてみたことがありましたが、彼女は意味をしりませんでした。ただ「サンクス・ギビング・デーだから忙しい〔パーティーのしたくで〕」といっているだけ・・・。

なんでそういう事をするんだろう・・・
とルーツを知りたがって『突っ込み』いれなくてはいられない性格の私は、結局「あなたもアメリカにくれば」といわれて彼女と絶縁になってしまいました。
好奇心が強すぎるというのは時に人間関係を破壊いたします。

でも・・・わけもわからず『祝って』るっていうのは嫌じゃないですか?

こんなこと思うのはわたくしだけでしょうか。


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