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2006/03/26(日)
第一回合同水墨画展
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通常ですと「日本文人画府主催 銀座展<小作品展>」が毎年春に行われるのですが
今年は、他団体と合同の「公募展」になりました。
で・・・わたくしも今年は出品いたします。
展覧会出品は久しぶりです。4年ぶりくらいになります。
出品作品も仕上がってやっとホッと一息ついたところです。
というわけで、春の文人画府展(第一回合同水墨画展)のご案内です。
場所 ギンザ・タナカホ−ル4F 5F
東京都中央区銀座1−7−7 п@03-3561-0498
入場無料
会期 18年4月27日から5月2日 11時より18時30分 (初日12時より 最終日16時まで)
主催 日本文人画府 全国平成水墨画協会 亜細亜太平洋水墨画会
-------------------------------------------------------- わたくし泉照は初日会場にいる予定です。
みなさんお気軽にいらしてくださいね。
出品作品解説>
久しぶりの展覧会で何を題材にしようかな〜と今回は随分悩みましたが
オリンピックのフィギュアスケ−トの金メダリスト荒川選手がオリンピックで使用した
オペラ「トュ−ラン・ドット」の中の「誰も寝てはならぬ」という曲から
私も「トュ−ラン・ドット」でいこう・・・と決めました。
オペラ「トュ−ラン・ドット」のおおまかなあらすじは
紫禁城を舞台に氷のような心の王妃のもとにやってくる求婚者たちの話。
王妃は求婚者たちに次々と難問を与え、難問が解けないと斬首・・・。
それでもその王妃の美しさゆえに求婚者はたえず・・・王妃の家臣たちは求婚者が現れるたびに
葬式と結婚式の両方を用意しなくてはいけないというありさま。
そんな中・・・
一人の青年が王妃「トュ−ラン・ドット」の前に現れ見事に難問を解きます。
しかしこの青年はトュ−ラン・ドットが何故こんな残忍な方法で婚約者を見つけるようになったか・・・の
「原因」でもありました。
そう・・・トュ−ラン・ドットにとって仇の国の王子だったわけです。
王妃はもちろんそんなことは知りませんが、謎を解いてしまった青年との結婚を何故か拒みます。
そんな王妃に今度は青年の方が問題をだします。
「夜明けまでに私の名前が解ったら私の命を捧げましょう」と。
王妃は結婚したくない一心で青年の名前を探ろうと皆に
「誰も寝てはならぬ」
と命令する。
でも・・・・この青年はこの時点で余裕しゃくしゃく。自ら
「誰も寝てはならぬ。みんな起きていてもけして私の名前を言うものはいないだろう。
私は勝つのだ」(←かなり要約してあります。)
と高らかに歌います。結局もうひと悶着あったのちに二人は結ばれるのですが・・・
実はこの青年はダッタン国の王子「カラフ」といいました。それにしてもさすが「王子さま」です。
はじめっから自身満々です。
それにしても・・・・
「誰も寝てはならぬ」
なかなか眠れない夜はわたしも周囲に発令したくなるときがありますが・・・。
ところで作品は「誰も寝てはならぬ」を聞きながら描いたわけではなく
リッキ−・マ−ティンをBGMに描いておりました。爆(←なんでやね〜ん。自分。)
作品是非ご覧ください。
ちなみにネット上では展覧会終了後アップ予定です。
参考文献 オペラガイド126選 山田治生著 成美堂出版
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