泉照(杉崎しをり)「店番」日記
水墨画作家「あとりえ泉照」はのんびりですが営業中
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2006/04/29(土) ヒヤリング力50パ−セント
WEBではかなり知名度の高いイングリッシュタウンというところに体験入学というか一ヶ月ほど試しに入ってみました。

で・・・そこのチャットに行くと英語で世界中の人たちが話してくるという恐ろしい体験が出来ます。

しかもその英語力はピンからキリまであってかなり喋れる人から、とにかくコミュニケ−ションしたいが喋れないので突如歌いだすひとやらいろいろ集います。

で・・・自分はぜんぜん喋れないのでとにかくヒヤリングに徹していて、無言でいると怪しまれるし、話し掛けられると返事できないし・・・と困ることになるので、話し掛けられたときは

I am sorry.I want to just a listening today.

とかなんとか、いかにも「今日は喋るより聞くほうに徹したいんだよね」というかんじで対処しつつ、みなさんの会話を聞くのが結構面白いんですが・・・
時には

Hey!talk with me! It is not a radio!

なんて
軽自動車で高速道路乗っちゃって後ろから大型トレ−ラ−に煽られちゃった・・・ああ・・・どうしよう神様・・・・

みたいなことも起きます。

で、そのテのツワモノはもうペラペラなんですね。
でわたし的に

I think your English is very skillfuly. Why are you here?

と直球で尋ねると不思議なことに大抵の人が

cause I can not listening.

と応える。

コレすっごく不思議で、「こんだけしゃべるのに何で聞けないの?」と思うわけです。

で・・もちろん私はしゃべれませんから、相手が言い終わるのを待ってから、しばらく返事を考えて・・・でカタコトを話すので時間がかかる上に nearly stupid になるわけなんですが

どうも相手の人たちは、この nearly stupid な状態になるのが恥ずかしいというか「負けた気」がするらしくて、相手が喋り終わると同時に間髪いれずに返事をしようとする。

そうすると・・・どうも、途中もう相手のしゃべってることは聞いてなくて、「どう応えるか」に意識が集中されてるみたいで、場合によったら相手の話をろくすっぽ聞かないうちから英作文を頭の中で開始しているらしいんですね。

彼らの目標地点はネイティブスピーカ−のように、母国語を喋るときのようなスピ−ドで返事ができるようになりたい・・・ということらしい。

なので・・・びっくりしたのは

「相手の話の内容は50パ−セント解ればそれで十分だ」
とワリと多くのひとが思っていることなんですね。

なのでイングリッシュタウンでリスニングしていると、話がトンチンカンになってる会話っていうのもけっこうあって面白い。

「私は主婦でイタリアのトリノから引っ越してきて新しい土地に越してきて知り合いもいなくてナーバスになってるの」

という人にむかって

「おおトリノ!わたしは行ったことがあるけどいいところだったわ」

みたいな会話が展開されて

「あの〜・・・この彼女のナーバスな気持ちはどうなっちゃうんでしょうか〜」
と思いつつ
じっと聞いてるわたし。

とか

「車の運転は怖いね。この間も事故を起こしちゃって修理代に3000ドルかかった・・・家族にも心配かけてワイフに酷く怒られた・・・」
というひとにむかって

「3000ドル!?君はお金持ちだね!」

と返してるひとがいたりして

「おいおい・・・そっちに興味の対象がいくのかよ・・・怪我とかは心配しないのか?修理に3000ドルもかかるくらいの事故起こしたんだぞ」

みたいなわたし的つっこみどころ満載でかなり面白いスペ−スなんですが、ちょっと休憩することにしました。

とまあこんな具合にトンチンカンな会話が流暢な英語でなされてたりするわけです。

とにかく「自分がうまくしゃべることだけに集中」しているので相手の話をろくすっぽきいてない。

だからペラペラなのに

I can not listening.

なわけですね。

でもこれじゃ困ると思うわけです。

50パ−セントってことは相手の意思確認が出来てないのと同じです。

意思というのはイエスかノ−か100パ−セントか0パ−セントしかない。

降水確率50パ−セントっていったら晴れなのか雨なのかわかんない状態です。
まして「話半分に聞いておけ」なんて言葉がありますが、もともと50パ−セントしか聞いてない話をさらに「半分」にしたら25パ−セントしか聞いてないってことになります。
もう「ほとんど人の話を聞いてない状態」です。

せめて60パ−セントくらいにして相手がイエスといっているのかノ−といっているのか確認してからしゃべるべきじゃなかろうか・・・と思うわけです。

でも60パ−セントだと10パ−セントに費やす時間のために「返事をするタイミングがその分遅れる」これは「のろま」の領域になってしまうのでやはり譲れないらしい。

どうも凄い勢いでペラペラ喋り捲ることができるというのは「頭がいい」ということらしいんですね。

わたしなんぞは母国語でもとろい上にスピ−ドが遅いし、早口で喋られると酷く疲れます。聞き取れなかったりもいたします。

あと、自分のことを話すのも苦手で気がつくと相槌というかやっぱり母国語でも「聞き役」。

こんなやつがどうして英語をエディ・マ−フィのようにしゃべれるようになりましょうや。


「この際しゃべれなくてもいいから100パ−セント正確に聞き取れるようになりたい。」


コレ目標であります。


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