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2006/09/22(金)
ザ・ワイルド
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昨日、テレビでアンソニ―・ホプキンスの「ザ・ワイルド」って映画を、やっぱりダンナが見てたので横でつられてみておりました。しかも途中から。
途中からなので、すでに飛行機は墜落していてアンソニ―御一行は水戸黄門のように「じじい」を筆頭に3人で山の中をさまよっておりました。
しかも水戸黄門みたいにスケさんカクさんが言うこと聞くんじゃなくて、めちゃ「足手まとい」なやつと「反抗的」なやつを引き連れての遭難。
一人はクマに食われるし。でも、「一番年寄りで、会社の経営者で大金持ちで、お上品な紳士」なアンソニ―・ホプキンスが一番生命力というか「生きることに貪欲」でクマは倒すしボ−イ・スカウトみたいにいろんなこと知ってるし、リスを捕まえて食べようとしたときは、見てるわたしまで「やったぁ!これでリス食えるねっ!」と思ってしまったほどでした。 クマを倒したときも 「やったぁ!これでクマ食えるねっ!」 と。
時計の針を壊して、絹で擦ると静電気が起きて、その静電気は電磁石になって、はっぱの上に置いて水に浮かべて方位磁石の代わりにするシ―ンは驚きました。
わたしが感心していると「ひとつ勉強になったね」とダンナ。 こんなこと実践で使う場面は一生ないと思います。
でも山の中って「鉄鉱石」とか意外と多くて磁石は当てにならなくなるって聞いたこともあります。 そういう時はもう日がどっちから昇るかで判断するしかないですね。
会社の経営者で大金持ち・・・ていう設定なんですが、アメリカの自己啓発の本そのままなアンソニ―。 クマを倒すときに、側にいるもう一人の男が 「出来ない。やれるわけがない」 と否定的になったときに 「やれる!人にやれることは自分にもやれる!」 と、 連呼さしてその気にさせるなんざ、もう経営者そのもの。 よくアメリカのビジネスマンが鏡にむかって 「I CAN ! I CAN ! I CAN !」 と叫んで自力でインスパイアするシ―ンとかありますが、あれをやるわけですね。
とにかくアンソニ―ホプキンスがどんどん「ワイルド」になっていく映画でした。 遭難したときは「紳士」でしたがラストでは立派な「またぎ」のようになっていました。
なかなか面白かったです。
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