泉照(杉崎しをり)「店番」日記
水墨画作家「あとりえ泉照」はのんびりですが営業中
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2006/09/26(火) プレミアム10
来年の干支の「いのしし」を描くために、ネットでいろいろ「いのしし」の写真を検索していたのですが、なかなかいい写真がないんですね。
というのも、写真をそのまま描くことは出来ないので「資料」としての「写真」が欲しいわけです。

人間も動物も植物も、「描く」ためには「どういう構造になっているか」を知ると、あとは頭の中でCGのようにいくらでも動かせることができるんですが、同じ方向からのアングルばかりの写真があってもダメなんですね。

といって「伊豆のいのしし村」まで行っていのししスケッチしに行くのもなぁ〜と。(ギャラがでる仕事なら取材に行くんですけど。今回の干支の絵は100パ―セントボランティアなんで取材費かけられないもんで。) 行くんですよ。出版社さんや印刷屋さんからの発注だと。ギャラが出ますから。必要に応じて取材。
そういうの含まれるんで原稿料は高くなるんです。家んなかで適当に描けるわけじゃないんですね。
ど-もね、その辺り、なかなか「理解してもらえない」。

今回はしかたなくNHKのプレミアム10で「いのしし」を取り上げるというのでビデオをスタンバって見てたら・・・

もう「いのしし」による「農家の被害」てんこもり(TT)
縁起ものどころか・・・害獣。
見てて
「どうしよう・・・」
って気分になってきましたが、「いのしし対策」の知恵が次々紹介されていくうちに気分も上向きになってまいりました。

ところで、いのししの猪突猛進は有名ですが、いのししの「180度方向転換」を始めてみました。爆
できるんですね。

人間に突進してきたときにワンタッチ傘をバンっ!!と広げると、凄い勢いで突進していた「いのしし」が、車だったら急ブレ―キ後スピンしてひっくり返るようなUタ―ンをやってのけるんですね。凄い反射神経と筋力。
突進したまま止まらなくて目の前の障害物にぶつかる・・・ってのは都市伝説じゃなくて田舎伝説だったみたいです。

しかも・・・いのししっていうのは「藪」が好き。
人里近い田畑を荒らすのは、昔なら、人手も多くてきちんと管理されてた山がどんどん放置されて「藪」が増えていったから・・・というので
ボランティアの人たちが集まってその藪を綺麗に刈り込む。
そうすると姿を隠す藪がなくなるからいのししは田畑の近くに寄ってこなくなる。ということらしい。
そして・・・ボランティアといっても「ただ働き」じゃないんですね。
刈り込んだ藪の竹や、木々を持って帰って燃料にしたり何かの資材に利用するために持ち帰る。
これがかつて行われていた「入会権」ってやつなんだなぁ〜と実感しました。
山っていっても必ずそれは誰かの私有地で、山に山菜や薪を取りに入っていってもいい権利が「入会権」ですが、近所の人が入って、そうした山の自然の資源をもらっていくってことは、人が山に入って山を「清掃・管理・植林・適度な伐採・除草」をする・・・っていうギブ・アンド・テイクな権利なんですよね。いきなりよそ者が「マツタケ」だけ取って、あとは何もしないで帰っていってもいい権利じゃないわけです。所有者も、自分だけじゃ管理しきれないことができるわけでまさに合理的なシステム。昔の人って頭いいですね。道理ってのをわきまえてる。

ボランティアはけっして「ただ働きさせるための口実」であっはいけないんですね。

やっぱり何事もギブアンドテイクでないと。

ほんじゃなんで私が干支の絵をボランティアで今年は描くかというと・・・そりゃ、一種の「営業」に決まってます。

そうなんですよぉぉぉ。「干支の絵」を描くことで、営業活動してるわけです〜〜。出版・印刷関係さま。来年もひとつよろしくおねがいしますぅ〜(T◇T)


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