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2007/10/04(木)
法事のお下がり
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田舎の祖母の49日にいけなかったので残念に思っていたところに・・・家を継いだ叔父から「仏様にお供えしたお下がり」がダンボール箱に入れられて届きました。
こういうのって「うれしい」ものです。
昔、祖父の家だったとき、子供の頃の私はよく夏休み中いっぱい、この母方の実家に遊びにいっていました。
母の実家のその家には、大きなお仏壇があって、祖母が毎朝、小さなごはんをお供えして、夕方になると、そのカリカリになったご飯のお下がりを私はよく食べたものでした。
夏・・・お仏壇の「蚊帳」のような素材の中扉ごしに、ぼんやりともる「お灯明」のろうそくの明かりはなんとなく、あたりを涼しげに演出していました。
神道でも、お祭りのときに皆でお酒を飲むのは、神さまにお供えしたもののお下がりで、御利益があるとされています。 仏式でも同じなので、こうしたお供物のお下がりは「縁起ものなんだよ」と息子に話して、お菓子や果物のおすそ分けの意味を説明しました。
こういう文化は語りつがないと、ほんとに消えていってしまう。
今の若いひとたちのなかには「神棚」と「仏壇」の違いもよくわからない人たちがいるようで驚かされます。
こうした習慣は、 一見「非合理」に見えることでも、実は「とても合理的な知恵の終結」だったりする。
「因習」と切り捨てるか 「文化」として尊重するか・・・
私たちの世代に架せられた問題だと思います。
------------------------------------------------- やっと「虫刺され症」が良くなって洗い物も思いっきりじゃぶじゃぶ出来るようになりました。 まだうっすら赤くなってますが、あと二三日で完治でありましょう。 ほんとちょっとの虫刺されでも掻きこわしたりバイキンが入ると大事になるという・・・。 侮れないです。
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