泉照(杉崎しをり)「店番」日記
水墨画作家「あとりえ泉照」はのんびりですが営業中
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2007/05/31(木) 本音と建前・・・9係
昨日の・・・お料理をしない9係の課長(でもたい焼き買ってきてたけど。)
仲間と大喧嘩しない「青柳さん」(でも、いつもより派手に取調室のデスクひっくり返してたけど。)
ってのも意表をつかれましたが、面白かったです。

ところで・・・・日本文化には「本音と建前」ってのがある。
よく外人さんとかに「どっちが本心なんだ」と聞かれるやつですが・・・「どっちも本心」。そういう外人さんだってダブルスタンダードな文化ってのがある。「サムライ」や「公家」はもっと「駆け引き」しますから。
(「ごっつぉ言葉」ってのが母の実家福井にあります。「ご馳走言葉」がつまって「ごっつぉ言葉」。誰かに「お茶でも飲みにいらっしゃい」といわれてホントに飲みに行こうものなら笑われる・・・「ぶぶ漬け」文化みたいなもの。なので「おだてられても真に受けるな」ということを良く「祖父」は言ってました。「そんなんは『ごっつぉ言葉』や」と。むしろ警戒しろと。)

「建前」的に紳士的にふるまっていて・・・家に帰ったり、仲間うちで「こてんこてんに相手の悪口をいう。上司の悪口、友達の悪口・・・とにかく発散する」。この「発散(ガス抜き)」がないほうが問題。ガス抜きってのはあって当たり前なわけで。どんなに仲のいい相手と一緒にいても長い時間いれば気に入らないところも出てくる。亭主の悪口をいってガス抜きしあう主婦なんてのもその典型。
わたしなんざ外ではすましてますが、家では「けちょんけちょん」に言いますから、もしわたしなんかを気に入ってストーカーとやらが盗聴器をつけて聞いていたら・・・もう千年の恋も瞬間冷却間違いなし。そんな「もの好きの閑人」はいないとおもうので心配ないですが。爆

ほんじゃ「紳士的に振舞ってたのは『うそ』の姿なのか。うそなんかつかずに本音を見せろ。」というのは・・・「一本気」すぎ。
「社交」「礼儀」っていうのは「気に入らない相手と出くわしたとき、いちいち喧嘩しなくてもいいように省エネで渡り合えるようになっている昔の人の知恵」。

それをあえて無視して「気に入らないと思ってるなら、かかって来いよ!!何すました顔してんだよ」と絡んでくるのは「893」な方のすること。
一方その「893気質」が買われるときもある。「清水の次郎長親分」とかですね。

組織の中にいると・・・団体行動なので「個人的な主義主張」をまげてでも「組織」の一員として動かなきゃいけないことがある。でも、9係の課長はどうも、「本音」を貫くひとらしく、警視総監にもマークされてはいるものの・・・消されない。
なぜなら・・・課長の「本音」は実は「みんなの本音」で、「建前的には」「困ったやつだ」と眉をひそめつつ・・・その実周りが彼の「本音」に共感して、その「スタンドプレー」を見守ったりサポートしたりしているから。
要するに「正義」ってのは「民主主義な多数決」と必ずしも一致しないときがある。そんなとき、「加納倫太郎」や「清水の次郎長親分」が「動く」わけですね。

最近の民主主義は「皆で徒党を組んで袋叩きにする」ような傾向になってしまっている気がします。
一昔前「赤信号みんなで渡れば怖くない」っていうギャグが流行りましたが、そんなかんじ。

みんなで決めることイコール必ずしも正義にあらず。

「郵政民営化を国民に問う!!」とまるで「郵政民営化法案のためだけに解散総選挙」したみたいだった小泉内閣で、その小泉内閣で得た多数議席が、今、安部内閣で引き継がれて「他の法案」をどしどし素通し。

こんなことになったのは誰のせいでもない。
国民のせい。「郵政民営化」のことしか頭になくて、その後のことまで考えがまわらなかった。



久しぶりに参議院選は民主党に入れてこようと思ってます。
「憲法改正して参議院をなくせ」
という声も聞こえますけど、どうせ改正するなら、わたしは「法案のダブルチェック機構」としてもっと「参議院の権限」を強くすべきだと思う。

「美しい日本」はちょっと期待はずれでした。「自殺者」まで出ちゃう内閣は「美しくなさすぎ」。

ここはひとつ「小沢さん」に頑張ってもらって・・・。

2007/05/30(水) 貧乏・大臣・お大尽
昔・・・

手を広げて、親指の頂上から始まって、指の谷間→人差し指の頂上→指の谷間→中指の頂上・・・
という順番に「貧乏」「大臣」「お大尽」・・・と名前をつけて、自分の名前を一文字ずつそこへ当てはめて数える遊び・・・っていうのをよくやりました。

「すぎさきしをり」ってのは七文字なので、「貧乏」「大臣」「お大尽」・・・と数えていくと・・・「貧乏」に来ます。
旧姓でも「七文字」なので「貧乏」。

で・・・我が家は全員名前をひらがな表記すると「七文字」になるので一家そろって「大貧乏」。
当たってます。

ちなみに「すぎさきせんしょう」だと「九文字」で「お大尽」になれるはずなんですが・・・・
なれてません。

ところで息子が「銭洗い弁天」に行ってきたので、「お金洗ってきた?」
と聞いたら
「洗ってこなかった。あれ・・・利くのかな〜」
と聞いてきたので

「アタシも25年くらい前にザルにいれてじゃぶじやぶ洗ってみたけど、この有様」

というと

「やっぱ、利かねぇのか・・・」
といってましたが・・・・

確か、銭洗い弁天で洗ったお金は何千倍にもなる・・・とか。
言いながらはっとしました。25年前・・・確かにお金を洗いました。
洗ったお金は使わないといけない。で・・・普通にスーパーだかで買い物をしたような記憶が・・・。

ここに大きな間違いがあったのかもしれません。スーパーで買い物したって何千倍になるわけがない。

そう・・・何千倍にもなる可能性を秘めていることに「使わなくては」いけなかったのではないか・・・と。

ギャンブルの「お種銭」(元金)ですな。

銭洗い弁天で洗ったお金で宝くじを買う!!
馬券を買う!!
パチンコをする!!

この手の使い方をしなければ、ただ普通に買い物に使ったんじゃ増えるわけがなかった。

というわけで、次回「銭洗い弁天」に行く機会があったら使い方を工夫してみようと思います。

ところで・・・「宝くじ」は「お金持ちに買ってもらうといい」となにかで聞きました。自分よりお金持ちの人間に買ってもらうと当たるらしい。

自分よりお金持ちで、「あの〜宝くじ買ってきてもらえない?」と頼める人・・・。

「ドクターこぱ」の本だったと思うんですが・・・いわく「金持ちの隣には金持ちがいる。友達に金持ちがいなかったら自分が金持ちにはなれない」だそうな。

お金もちになるには

1、銭洗い弁天でお金を洗う
2、そのお金で自分よりお金持ちの人に宝くじを買ってきてもらう。

これが秘訣かもしれません。

秘訣をこんなとこで公開しちゃっていいのかよ・・・とも思いますが、いいです。

2007/05/29(火) 主人に・・・・
朝、
「おととい出版社に確認の原稿のコピーFAXしたやつ・・・昨日あれ原稿OKの連絡来たから、今日発送しなくちゃ。」
と朝ごはん食べながら話すと・・・

「それって本の『おまけ』にいれるCD用のやつ?」

といわれてしまいました。

「( ̄  ̄メ)・・・・『おまけ』じゃなくて・・・『メイン』。
干支素材集。いままでも何冊か仕事してるじゃん! CD が入ってなかったらどうやって素材集使うのよっ!!」

「ああ、CADソフトの本みたいなやつね。」

って・・・・あの〜〜まったくもってうちの主人は、わたしの仕事に関心なし。

下の息子にいたっては
「絵描きって自称でしょ?」
と。

あの〜こうして出版社の仕事やったり、美術団体の会員だったり(美術年鑑に載ってる団体の会員になるのに、何回公募展に作品出して落選したと思ってるんだよっ。ったく。)カルチャーセンターで講師やったり(最近ないけど)ちゃんと一応「プロ」なんですけど・・・。家族の中では評価が低いどころかされてない。両親にいたっては「無視」。(でも、個展とかやると「わたくしの娘でございますの〜」とやってくる母。むかつく。)

しかし、かつて○菱電気の研究室にいた叔父も同じようなことを奥さんに言われていたらしく、「テーブルタップを直してほしいっていうから直したらさあ、『お父さんが直したなんて心配だわ〜』なんていわれちゃってさあ。俺を誰だと思ってるんだよまったく。」
と愚痴をこぼしていたのを思い出しました。

まあ、仕事の相手のときはいざ知らず、身内・友人間で肩書き振りかざすくらい野暮なことはないので、これくらいでいいのかも知れません。(苦笑)

来年の干支素材集(ねずみ)・・・ぽしゃらなければ今年の秋ごろ発売になると思います。
また詳しく決定したらここでご紹介させていただきます。
(原稿入稿したものの・・・な〜んとなく「出版企画そのもの」がぽしゃりそうな気がして怖い・・・。)

庭のアジサイが、だんだん色づいてきました。
今月はほんとに何もかも駆け足だったので、これで一通りスケジュールはこなしきりました。
くたくたのヨレヨレです。
月末までちょっとお休みします。

2007/05/28(月) 息子に・・・・
「アスペルガーなんじゃねーの?」

と・・・・言われました。

「高機能自閉症ってやつ?でもアタシテーブルの下に落とした爪楊枝の数を瞬時に言い当てたりカレンダー計算とかできないよ。結構、場の空気読むの得意だしっていうか、人の顔色伺いっぱなしでいつもビクビクしっぱなし。」

というと・・・

「・・・・。んじゃ高機能自閉症っぽい人」


『っぽい人』・・・。

確かに子供のころから「LD児」っぽいところもあった。
今でもそれはあって、覚えにくい「名前」とか結構ある。
「内山」と「山内」をどうしても間違えたり。

エジソンだっただろうか・・・ちょっと記憶が不確かだが「CAP
」と「CUP」の違いがどうしても見分けられなかった・・・・という話しがあったと思うが、実は私は子供のころカタカナの「ン」と「ソ」、「ツ」と「シ」の見分けがつかなくて、前後の単語の組み合わせで判断していた。書き分けられるようになったのは実は20才過ぎ。

ところが興味のあるものに関してはとんでもない集中力と記憶力を発揮。その間疲れを感じないから倒れる寸前までやってしまう。数年前から、寝食を忘れて集中する癖を治そうと、とにかくお腹がすいたら、「食べる」ように習慣づけることにした。

でもやはり、そんな性格なのと、こういう仕事をしているので「電話」が嫌い。よほどの緊急なときくらいしか使わない。

集中して仕事しているときや、疲れきって寝てるときにかかってくるのが強烈なストレスになるときがある。

その点メールは時間を拘束されないので気楽。


で・・・関心のないことは・・・・
忘れるというより、はじめから覚えてない。

一番困るのが自分の携帯電話番号。覚える気が100%ないから覚えられない。

一方関心のあること、好奇心を持ったことは「追求」しないでおれない。だから今更大学の勉強なんぞを必死でやっている。

絵に関しても、何故「油絵」や「テンペラ」を描かないで「水墨画」にしたかというと、あの強烈なシンナーの匂いが耐えられないから。(「色覚障害なんじゃないか・・・」という容疑が最近よくかけられますが、違います。っていうか、女性ってのは保因者で障害ってのは出ないもんだと思い込んでいたくらい、「色覚障害に関しての知識」もなかったので自分が色がわからないから白黒の水墨画を描いているのではないか・・・と疑われるなんて思いもよらなかったです。)日本画は「岩絵の具」が高くて手が出ませんでした。爆
水彩絵の具には「透明絵の具」と「不透明絵の具」というのがあるんですが、水墨画や墨絵で使う「顔彩」という絵の具がこの「透明絵の具」に近い。
透明絵の具も顔彩も「水」で色が薄くなる。
でも、透明絵の具は「しろ」を混ぜないと「薄い色」は作れない。
緑を薄緑にするには、透明絵の具は「水を多目」にすればたやすく作れるが、不透明絵の具は「白い絵の具」を混ぜることで明度を上げていく。

まあいろんな技法の中から自分にあった「画材」を選んでいくわけです。

アスペルガーから随分話題がそれましたが・・・
「人と一緒にいるのが好き」「寂しがりや」
っていう人は、絵描き・物書き・クリエイターにはむいてない。

人といる時間に絵や文を書いているわけで。
多少「自閉症」っぽい人間じゃなきゃ駄目なのかもしれません。
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昨日庭で見つけた花。
名前が不明で捜索中。フリ-ジアに似た咲き方をして、オレンジと朱色の中間のような色(蛍光灯の下なので写真ではピンクに近くなっちゃってますが自然光の下だともっと朱色っぽいです。)の二センチ弱くらいの花をつけて、花弁が六枚でうち、下三枚に臙脂色の斑点が入っている・・・というかわいい花なんですが、山野草でいろいろ探してみてるんですが解りません。
「君の名は・・・・」状態。う〜ん・・・知りたい。

ところで、画材店に行くと、「自然光に近い室内灯」ってのが売ってます。蛍光灯の下や電球の室内で描いてると絵の具の色がこうして微妙に変化して見えてしまうからです。

2007/05/26(土) 決断
つくづく自分という人間が「世渡りべた」というか・・・馬鹿というか・・・自分でもあきれることがしばしばあるんですが・・・、慶應通信の9月卒業を、延期することに決定しました。
教授からは、「9月卒業にむけて提出したらどうか」(9月卒業だと、6月末日に卒論提出になります。)と薦めていただいたんですが・・・まだ取りきれていない単位があるし、夏のスクーリングも残ってることだし、「順序なんか気にしなくていいよ。卒論先に出しちゃって、あとから単位とれば」と言っていただいていたんですが・・・やっぱり「単位とってから卒論」がいいかな・・・とどうしても踏ん切りがつかなくて「延期」することにしました。せっかくの教授の薦めを蹴る馬鹿もの・・・こんなだからなかなか卒業できないのでありますね。頑固者。こういう性格がレポートや試験に如実に反映してるのかもしれません。あうう。

まあとにかく来春卒業目標で。

そんなこといいつつ・・・来春も無理かもしれないし・・・ああ・・・何年かかるんだろう。
でも「生きてるうちに」卒業したいもんです。

「蘭学事始」に、解体新書を翻訳する作業をする有志たちが集まってきて、老若問わず、公的補助なんてもんもない江戸末期に「とにかく自分はいつ死ぬかわからないから一日も怠ることは出来ない」という老人が参加していて、「自分が解体新書の翻訳完成まで生きていられなかったら、草葉の陰から応援する・・・」みたいなことをいつも言っている「老人翻訳者」が出てくるんですが、そのせいで皆に「草葉の陰」というあだ名までつけられてしまうという。爆
で・・・結局そのじいさんは翻訳完成までちゃんと生きてるんですけど。(むしろ若者の有志がどんどん生活苦や、病気でいなくなっていくんですね。)

まあその「じいさん」の心境でございます。(このじいさんが所謂杉田玄白そのひとだったりします。)

ちなみにこの「蘭学事始」を世に出したのが、福沢諭吉だそうな。この本を偶然古本屋でみつけ、出版してこの世に出したのが福沢諭吉で、福沢はこの本に痛く感動して泣きながら読んだとか・・・。

「死」を意識する癖というのはわたしの思考回路の一つの癖といってもいいかもしれません。わたしの父方の祖父や母方の祖母もそれは共通していました。
両者とも大きな手術を経験しているからかもしれませんが、祖母は衣替えの時期になると
「来年も着れるやろか・・・」といいつつ着物の整理をしてましたし。(ちなみに90すぎて今も生きてますが。)

祖父も「しをりが幼稚園に行くのが見れるかな〜」「小学校に行くのが・・・中学行くのが・・・」といいつつ、私の子供が小学校に上がるのまで見届けてなくなりました(やっぱり90ちかくで。)が・・・。

そういう言葉を聴きながら育ったせいか、わたし自身子供のころから虚弱で病気がちだったせいか

「明日ありと 思うこころのあだ桜 夜半に嵐の ふかぬものかは」
「来年のことをいうと鬼が笑う」

祖父母や「蘭学事始の草葉の陰翁」が「死ぬ〜死ぬ〜といいつつ長生きした」からといって私もそうだろう・・・という保証はいっこもないわけで・・・・

ついそう思うわたしの「心の癖」であります。

2007/05/25(金) 最近の楽しみ
テレビドラマってのを自分からはめったに見ない人間なんですが・・・(だいたい、家族の誰かが見てるついでに自分も見てるかんじ。)テレビ朝日の「捜査一課9係」だけは自分から曜日を覚えていてちゃんと見るようにしていたりします。NHK「風林火山」もわりと自分から見てるかな〜。

で・・・おなじテレビ朝日で「その男、副署長」っていうのがありますが、そちらは昨日はじめてみました。(テレビがついてたので。)

「9係」の係長の渡瀬恒彦と「その男、副署長」の副署長の船越英一郎がなんというか、対象的な上司というか人物像で、両方見るとなかなか面白い。

「9係」の係長の渡瀬恒彦は、部下たちを使うのがうまくて、本人はいつも飄々として、あまり動きまわらない。でも、全体の動きは常に把握していて、部下が気がつかないようなところをさりげなくフォローするタイプ。

「副署長」の船越英一郎は、「部下には任せておけねーぜ」といわんばかりに、制服を脱ぎ捨てて自分から捜査にいっちゃう。
とにかく「熱血」タイプ。船越英一郎の消防士「紅蓮次郎」も題名どおり、消防なのに暑苦しいドラマでよかったです。嫌いじゃないです。直球な「正義漢」「熱血もの」。現実世界の消防士さんや警察官とかが全員「船越英一郎演ずる消防・警察官」だったらいいのにねぇ〜と思うくらいなので船越英一郎のドラマもけっこう好きです。

で・・・両者を比較すると・・・

「9係」は「部下が熱血」「部下のお宅は出てくるのに係長のお宅が出てこない」。

「副署長」は「副署長本人が熱血」「副署長家族で夕飯シーンが多い安浦刑事タイプ」。

まったく対照的な設定。しかし両者とも奥さんがいなくて「子持ち」という点は共通点。

ほんじゃ仮にどっちの上司の下で働きたいか・・・と聞かれたら、わたし的には「9係」の係長タイプがいい。
あんまり上司が熱血だと、なんか・・・うっとおしいというか・・・。(^^;)

9係の個性の強い部下たちのやりとりも見ていて楽しい。(でもあのチームに入って仕事しろといわれたら絶対入りたくない。毎度毎度仲間うちであんなに喧嘩ごしなんて・・・疲れる。)

9係の部下たちは常に自主的に動いて、あまり係長に指示を仰がないし、捜査の方針が食い違うとかで食って掛かることもない。
係長の渡瀬恒彦は部下たちも事件も、いつもすべてを静かにじっと見ている。
その渡瀬恒彦係長ごと、端から「岡目八目」で見てるのが楽しいのが「9係」。

係長のお料理も毎週楽しみです。

2007/05/24(木) 目薬
花粉なんだか、ブラウザの見すぎなんだか、書籍の読みすぎなんだか
歳のせいなんだか・・・全部のせいだか解りませんが、先月、結膜下出血という、もう「目の玉が血だらけ」になったような症状になって、その際、角膜炎と結膜炎も起こしてる・・・とかで大変だったんですが、現在症状はすっかり治まったものの、どうしても痛痒くなるので「目薬」が手放せません。

で・・・
今日も目薬をさしたら・・・何故か目に入らない・・・
アレ?ヘンだな・・・
と思ったら・・・なんのことはない、眼鏡(すごい近眼と乱視なので)かけた上から目薬さしてました。爆

良く、老眼鏡を頭の上に乗っけながら「眼鏡、眼鏡」と探すようなギャグがありますが・・・

「眼鏡したまま目薬さす」

ってのもかなり重症でございます。

疲れのせいだか歳のせいだか、もはや判別不能です。
たぶん両方です。(涙)(←こんなに泣きたくなることが多いのに、眼科で『ドライアイ』だといわれました。世の中なかなかうまくいかないもんでございます。)

2007/05/23(水) あと十数単位の壁
慶応義塾大学の通信学部に在籍中で、卒論も仕上がって、提出許可も出ているものの、テキスト単位とスクーリング単位がびみょーに足りてなくて今年秋卒業に間に合わないかも・・・と不安のどん底状態なんですが・・・

スクーリングは毎年夏に行われています。一週間のスクーリングを受けた後試験が行われます。このスクーリングも仕事もってる社会人の人にとっては壁です。長期休みがとれない。ですが・・・最近「ネット」を使ったスクーリング導入も考案されていて、わたし自身今年実験運用のモニターになってみましたが、導入されれば遠方、仕事が休めないひとでも随分環境がよくなると思います。
わたしの場合やはり、夏休みの最中子供をおいて一日留守に出来ない状態だったのと、自分の体力がついていかない・・・という理由で、スク単位が最後まで残ってしまいました。

テキスト単位で、現在何回試験うけても通れない科目に「刑法」関連があります。

こんなに勉強してもよく理解できない「刑法」。

それなのに、数年後には「裁判員制度」が導入されます。
わたしみたいに「理解してない人間」が裁判員になったら・・・と思うとぞっとします。

理解できない・・・というのは、「解釈」が「複雑すぎ」たり、学説が対立していたりで、はっきり答えが出せないからなのです。
ある教授の説はこうだけれど、ある教授はこう・・・そして判例はこう・・・と解釈が山ほどある。そんなのひとつも知らない人間が「裁判員」になる可能性がある。

卒業まであと十数単位・・・・。
子供のころから呼吸器系統が弱くてマラソン大会ではいつも最下位。体育の授業中学校の外まで走っていって学校の外を何周かして帰ってくる・・・という課題で、わたしだけダントツびりだったせいで、先生がわたしの存在を忘れてしまって学校の門を閉めてしまった・・・という経験があります。そのとき、友人らがわたしがまだ帰ってきてないことに気がついて、迎えに来てくれたことでなんとか校内に無事入れたという・・・。

それくらいマラソンは苦手ですが(しかし短距離は早かった!!小学校のときはリレーの選手になったこともあるぞっ。)でも「途中でリタイア」したことは一度もなかった。唇まっしろ(紫いろをとおりこすと白くなるんですな。)にしてヨロヨロ走りぬいておりました。

不整脈でまくってますが、慶應の校内で倒れて死ぬなら本望・・・と毎年よれよれしながらスクに通っております。

そこまでして「学歴」が欲しいのか・・・というより
「自分でやりはじめたことを自分からリタイヤしたくない」
その一心。(でも欲しくないと言えば嘘です。)

ロッキーザファイナルじゃないですが・・・

弱い自分に負けたくない。(スタローン先日麻薬所持で捕まってましたけど・・・駄目じゃないですかぁ〜。)

本当はちゃんと卒業してから、こうして学校のことは書きたかったんですが・・昨日、風邪で熱を出した息子を病院に連れて行って、その間に銀行へいったり買い物に行ったり・・・とばたばた忙しくしていたら、一時停止をしないで急に曲がってきたタクシーに交差点でぶつかりそうになったのでありました。幸いニアミスで済んだので無事でしたが、

人間いつ何時ぽっくり事故や病気で死ぬか解らない。病気でみるみる死ぬかわからない。
言いたいことは生きてるうちに言っておこう・・・・としみじみしたのであります。
仲のよかった友人が3年前になくなったのもひとつのファクターであるのかもしれません。
これで「ちゃんと卒業できなかったらどうするんだ。かっこ悪い。」とも思いますが、いいんです。かっこ悪い自分も、まぎれもなく私。そういうやつが私。

よく「過程より結果だ」と言うひとがいますが、わたしは「結果」も大事だけれど「努力の過程」はもっと大事だと思ってます。
「過程なくして結果なし」。未来は今の積み重ね。

同じような立場にある方、頑張りましょうね。

2007/05/22(火) 慶応義塾大学通信学部
に在籍しとります。

入学したのは1998年の秋なのでかれこれ9年。

今の時代、猫も杓子も大学に進む時代ですが、私が18-9才のころの20年前は、まだ会社でお茶くみは「女がやって当然」。という気質の世の中でした。一方バブルの全盛期でもあるのに・・・です。

わたしは歴史が大好きだったので、史学科に進学したかった。
しかし、当時、両親は
「女に学問はいらない。生意気になるだけだ。洋裁学校なら進学させてやる。」
と大学進学をさせてくれなかった。
当然進学塾などにも行かせてもらえない。

親が学費を払ってくれない状態で、わたしは国立を受験して、奨学金を受けながら大学に通うか、バイトで学費を捻出するほど心身ともに優秀ではなかったので「進学をあきらめて就職」をしました。

そして就職結婚、出産・・・。わたしが30才を過ぎたころ、下の子の手がそろそろ離れだしたあたりで、わたしは「通信大学」という存在をしりました。

そしていくつかパンフレットを取り寄せてみると、一番学費が安くてスクーリングに通うにも家から近かったという理由で慶應義塾を選びました。

いままで「なんでだろう」と疑問に思っていたことがテキストの中でどんどん解明されていく楽しさはいままで閉まっていた重たく巨大な扉が少しずつ開いていくような気がしました。

9年間の在籍期間のなかでは、丸二年テキストを開けないほど仕事や家庭のことが忙しいときもありましたが、ちょっとづつたまっていく単位数をみると、とても途中で辞めることは出来ませんでした。

昨年秋、卒業論文指導にも登録し、卒業予定申告書というものも提出。ほんとうにあともう少し・・・というところまで来ました。

でもここまできてなお、「卒業できる」とは限りません。
実際、専門課程に入って、あとちょっととなったとたん、突然試験もレポートも通りにくくなってしまいました。やはり専門分野だけに終盤になればなるほど、それだけ難易度もどんどん高くなっていく。

ところで・・・福沢諭吉は母子家庭だったそうです。下級武士の家庭に生まれたそうですが、父親を早い時点でなくして、経済的苦労を経験しながら、「身一つ」で出世した人物です。慶應の通信科は、昼間の教授がそのまま指導にあたってくれます。卒業証書にも「通信科」という文字が入りません。
知識の質も昼間の課程とくらべてまったく劣りません
なんで福沢諭吉はこんなシステムを導入したんだろう・・・と思ったことがあります。
通信で卒業できれば、昼間に通う学費のおよそ1/10で卒業できる。

わたしは、ここに諭吉という人の精神をはっきり見てとれる気がします。
世の中は不平等です。お金のある人間だけ大学に進めて、ない人間は進めない・・・そんな不平等があってはいけない。経済的につらい人間にも学問を・・・そのために彼は門をひらいたのではないかと思う。

アメリカでは、お金のある人にはサービスがよく、ない人間にはサービスがそれなり・・・という習慣が当たり前だと聞いたことがあります。
でも・・・たとえばホテルのスィートに泊まる客にはよい接客をして、ホテルのラウンジでコーヒーだけ飲んで帰る客には無愛想な態度をとる・・というホテルは、日本では少ないと思います。日本は「お客さまに対してはその購入量にかかわらず接客は失礼のないように」という文化があるとおもう。もちろん、購入量の多い人は、そうした接客とは別に特別会員などになってワンランク上のサービスをうけることはありますが。

福沢諭吉の精神はとても日本の文化と精神に基づいたものだと、いまさらながら思います。

現実的に格差社会が広がっている今、進学を経済的理由で断念しなくてはならない若者がいたら是非チャレンジして欲しいと思います。

わたしは30過ぎてから始めたおばさんですから四苦八苦してますが、十代の柔軟な脳みそと体力ならもっとスムーズにいけると思う。

「お金のないものは進学できない」というのも立派な「差別」だと思います。
わたしは司法試験が大学院を出なくては完全に受けられなくなる・・という制度にも実は大反対です。
現在は旧司法試験制度と並列していますが、大学院卒業を国家試験受験のために義務付けたら、それだけ受験資格が制約されて「職業選択の自由」の「自由」が「不自由」になる。

格差社会をなくそうといいつつ、国が進んでそういう制度を導入する社会はどうかと思う。

さあ・・・わたしの「卒業」ですが・・・
単位の伸び悩みで自信がなくなってきたので、次世代に夢を託す気持ちでこの日記を書きました。どうしても超えられない「壁」をかんじています。
「卒論」も仕上がり、「提出許可」も得ることが出来て、ほんとうにあともう一歩なんですけれど・・・テキスト単位がとにかく取れない。ここにきて、とうとう「頭打ち」なのか?とがっくりきています。まあ学校から追い出されるまでは続けるつもりですが。苦笑

あんなおばちゃんがやってるなら「自分も!」とがんばってくれる人が一人でも出てきてくれたら幸いです。

2007/05/18(金) やばい寝つきかた・・・・
このところ、公私ともに超多忙で外出したり、閉じこもってとある原稿うちまくったり、今日も、下の子を病院(アレルギ−が酷くなってきたようなので)につれていかにゃいかんし・・ご依頼の絵を作成したりとくったくたなんですが・・・・

(内職な私でもくったくたになるのに、外職なママさんたちは本当に偉いと思います。体力ないわたしにはとても出来ません。子供らの世話して家事やってパ−トいって・・・なんて。細木数子が先日テレビで子供のいる家庭の主婦に「外で働け」といってましたが、なんで女ばっかりこんなに仕事の分担量多いほうがいいと世の中考えるのか不思議です。一方、国会では「教育再生」をめぐって「教育の基本は家庭にあり」と発言してた議員がいましたが、家庭におさまってる主婦に「外で働け」といいつつ・・・「家庭で教育」って・・・おうちにはママはいませんよ。

核家族でおじいちゃんおばあちゃんもいない。場合によったら、おじいちゃんおばあちゃんも定年後働いてたりする。「何?この矛盾した世相」は。

それに、子育て教育論ほど怖い論議はない。憲法論より怖い気がする。偉そうなこと言ってて、自分の子が問題起こしたりされたらたまらない。
はい。わたしは内職で子供と接する時間は大事にしてるつもりですが、それで「教育が出来ているのでうちの子は大丈夫です」なんていえません。

正月に母親と会いましたが、そのときに母が私に
「子供育てるって大変でしょ?」
と、あたかもわたしがグレもせずここまで来たのを自分の手柄のように言ってましたが、勘違いもはだはだしい。

「あんな手抜きな母親のもとでグレなかったのは、ひとえに私自身の努力のたまものである。あんな母ごときに反抗してグレて人生棒にふるくらい馬鹿らしいことはないから、じっとこらえて来ただけじゃい!!」

と心底思いました。言いませんでしたけど。
言っても「暖簾に腕押し、ぬかに釘」な人なので。

まあ親子の確執なんてのはあって当たり前ですから。
教育論だけはマジに偉そうに語れません。

母親の首を切り落とした高三の少年の事件はもう、我が家にもカウンセラーを派遣してほしいくらいショックでしたとも。

そうかと思えば、拳銃以って暴れる父もいるし・・・
子供殺す母親もいるし・・・

新聞見てるとショックで「ひきこもり」になってしまいそうです。って充分「ひきこもり内職主婦」ですが。


そして、大の男はパ−トでおばちゃんと同じ扱い・・・

アルバイトの時間外勤務で過労死した男性・・・って何ですか?
アルバイトの時間外勤務って・・・アルバイトで残業代つくわけないわけで、ただ働きで過労死ですか? ただ働きって・・・奴隷っていうんじゃないですか?そうなると。雇い主はなんてことするんでしょう。「辞めないお前が悪い」っていう自主退職に追い込む「いじめ」だったんでしょうか。

いったい世の中変すぎます。男の方が体力あるんだから男性の雇用をきちんと見直して、主婦が暇つぶしにパ−トにいくくらいの世の中に戻して欲しいと思います。閑話休題・・・)

今日・・・朝目がさめたとき、すっきり目覚めて、ついでに

「あれ?今いつだっけ?いつ寝たんだっけ?」

とベッドに入った時のことをまったく覚えてませんでした。(冷汗)

常に寝つきは悪いほうで睡眠も浅いほうなんですが・・・

この寝つき方は・・・やばいかんじです。

「寝てた」っていうより「意識不明だった」。
ベッドに入った・・・というより、倒れた場所が偶然ベッドの上だった・・・運が良かった・・・ってかんじです。

そして「目覚めた」というより「気がついた」というか・・・。

ああ・・・「目がさめて」よかった。

でもこの多忙さは6月いっぱいかかりそう・・・乗り切れるのかな〜。
あっ・・・今出版社さんからいただいてる仕事は大丈夫です。

問題は「ほかのもうひとつ」の方ライフワ−クのほうでして・・・こっちの締め切りが急に半年早まりそう・・・。半年先だとおもって計画してたもんで焦りまくりです。
図書館にも行かなきゃいかんし・・・・。

忙しいときってのは何もかもいっぺんに重なるもんでございます。(TT)

5月絵日記の続き


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