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2007/05/23(水)
あと十数単位の壁
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慶応義塾大学の通信学部に在籍中で、卒論も仕上がって、提出許可も出ているものの、テキスト単位とスクーリング単位がびみょーに足りてなくて今年秋卒業に間に合わないかも・・・と不安のどん底状態なんですが・・・
スクーリングは毎年夏に行われています。一週間のスクーリングを受けた後試験が行われます。このスクーリングも仕事もってる社会人の人にとっては壁です。長期休みがとれない。ですが・・・最近「ネット」を使ったスクーリング導入も考案されていて、わたし自身今年実験運用のモニターになってみましたが、導入されれば遠方、仕事が休めないひとでも随分環境がよくなると思います。 わたしの場合やはり、夏休みの最中子供をおいて一日留守に出来ない状態だったのと、自分の体力がついていかない・・・という理由で、スク単位が最後まで残ってしまいました。
テキスト単位で、現在何回試験うけても通れない科目に「刑法」関連があります。
こんなに勉強してもよく理解できない「刑法」。
それなのに、数年後には「裁判員制度」が導入されます。 わたしみたいに「理解してない人間」が裁判員になったら・・・と思うとぞっとします。
理解できない・・・というのは、「解釈」が「複雑すぎ」たり、学説が対立していたりで、はっきり答えが出せないからなのです。 ある教授の説はこうだけれど、ある教授はこう・・・そして判例はこう・・・と解釈が山ほどある。そんなのひとつも知らない人間が「裁判員」になる可能性がある。
卒業まであと十数単位・・・・。 子供のころから呼吸器系統が弱くてマラソン大会ではいつも最下位。体育の授業中学校の外まで走っていって学校の外を何周かして帰ってくる・・・という課題で、わたしだけダントツびりだったせいで、先生がわたしの存在を忘れてしまって学校の門を閉めてしまった・・・という経験があります。そのとき、友人らがわたしがまだ帰ってきてないことに気がついて、迎えに来てくれたことでなんとか校内に無事入れたという・・・。
それくらいマラソンは苦手ですが(しかし短距離は早かった!!小学校のときはリレーの選手になったこともあるぞっ。)でも「途中でリタイア」したことは一度もなかった。唇まっしろ(紫いろをとおりこすと白くなるんですな。)にしてヨロヨロ走りぬいておりました。
不整脈でまくってますが、慶應の校内で倒れて死ぬなら本望・・・と毎年よれよれしながらスクに通っております。
そこまでして「学歴」が欲しいのか・・・というより 「自分でやりはじめたことを自分からリタイヤしたくない」 その一心。(でも欲しくないと言えば嘘です。)
ロッキーザファイナルじゃないですが・・・
弱い自分に負けたくない。(スタローン先日麻薬所持で捕まってましたけど・・・駄目じゃないですかぁ〜。)
本当はちゃんと卒業してから、こうして学校のことは書きたかったんですが・・昨日、風邪で熱を出した息子を病院に連れて行って、その間に銀行へいったり買い物に行ったり・・・とばたばた忙しくしていたら、一時停止をしないで急に曲がってきたタクシーに交差点でぶつかりそうになったのでありました。幸いニアミスで済んだので無事でしたが、
人間いつ何時ぽっくり事故や病気で死ぬか解らない。病気でみるみる死ぬかわからない。 言いたいことは生きてるうちに言っておこう・・・・としみじみしたのであります。 仲のよかった友人が3年前になくなったのもひとつのファクターであるのかもしれません。 これで「ちゃんと卒業できなかったらどうするんだ。かっこ悪い。」とも思いますが、いいんです。かっこ悪い自分も、まぎれもなく私。そういうやつが私。
よく「過程より結果だ」と言うひとがいますが、わたしは「結果」も大事だけれど「努力の過程」はもっと大事だと思ってます。 「過程なくして結果なし」。未来は今の積み重ね。
同じような立場にある方、頑張りましょうね。
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