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2007/05/07(月)
高校野球 特待生制度問題
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なにをいまさら・・・ってかんじがするんですが。
「特待制度」が高校野球連盟の憲章に抵触するという理由で・・・と報じられていますけど。
この「憲章」とやらが定められたのが昭和十年代。
そんなに前に制定されていながら、「特待制度」を設けた高校があるということは、どこに責任があるんでしょう。 「知らなかった高校が悪い」のか。「知らせることを徹底しなかった高野連が悪いのか」。
一番気の毒なのは「生徒」である「学生」だと思います。 「特待生制度」がはじめからなければ、「他の学校に入学する選択」もあったわけで、しかも「好きな野球が出来て特待制度があるからその学校を選んだ」わけです。 学校はそうした生徒を「卒業まできちんと面倒見切る」べきだし、突如「特待制度廃止」なんてことになったらこりゃ一種の契約違反。 「生徒にはほんとに申し訳ないことをしました」じゃ済まされない問題だと思います。
「特待生」だからこそ「在学していられる学生」もいるかもしれません。突然廃止されて、「特待生」でなくなったら、経済的負担によって在籍を継続できなくなるかもしれない。 最悪の場合、「好きな野球も取り上げられ、退学も余儀なくされる」なんてことにもなりかねない。
そんな残酷な話はありません。
大人のつごうで「将来を振り回される子供」が本当に気の毒です。しかも自分たちの努力の末に勝ち取った「特待生」を学校とは関係ないところからの圧力で「奪われる」なんてもってのほかだと思います。
高校野球連盟もいまさらこんなことを言い出すなら、いままで「黙認」だか「知らなかった」んだかで出場させてきた「特待生」のことを鑑みて自ら反省すべきではないかと思う。
何十年もまえからあった「特待制度」を「黙視」だか「気が付かなかった」んだか知りませんが、いまさら「違反だ」などと蒸し返すなんて、どう考えてもおかしい。皆が「慣行」としてきたのだから、憲章のほうを緩和するなり、いっそ新しい「高校野球連合」とか作ってみんなそこに加入して高校野球を続行したらいいんじゃないかとすら思えてきます。
とにかく、今現在若干15〜17才の多感な時期にこんな「不安」の渦中に突然突き落とされてしまっている「学生」が気の毒でしかたがない。救済処置を早急に講じるべきだと思います。
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