泉照(杉崎しをり)「店番」日記
水墨画作家「あとりえ泉照」はのんびりですが営業中
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2007/06/18(月) 風林火山
昨日の風林火山で、「なんで真田の旗じるしが六文銭なのか」(六連銭)がわかりました。

なにもかも無くした一国一城の主が・・・再出発のときに、お世話になったお寺のお坊さんから「門出」にもらったから・・・なんですね。

「死ににいくにはちょうどいい。しかし一度おぬしは死んだのだ。死んだもんは二度と死なん」と。

なるほど「縁起がいいような悪いような」。でも「無敵」なかんじがする・・・。

母方のご先祖は公家、父方は士族・・・と先日いいましたが、父方のほうの祖母は「士族」出身ですが、祖父は「商家」出身で、長野の小県郡武石村で「造り酒屋」をやっていて真田の殿様に献上していたことを誇りに思っていたようで、よく、その話しを子供のころ聞かされました。
なので、小県が出てくるたびに祖父のことを思い出しながら見ています。今は造り酒屋はなくなってますが、「のれんわけ」した人たちが、旅館を営んでいて、わたしが中学くらいのときにその旅館に泊まったことがあって、わざわざ「旦那さん」が挨拶に部屋へ来てくださって、その祖父の家の味を引き継いだ「地酒」を振舞ってくれたのを覚えています。
中学生で、「飲む」というより、「なめる」ことしか出来ませんでしたが、「辛口」なのにまろやかな、アルコール臭さのまったくないお酒でした。
不思議なもんで、ご先祖が「造り酒屋」だったのに、祖父も父も私も弟もお酒はまったく飲めません。爆 嫌いじゃないんですが・・・分解できないらしい。

その「造り酒屋」を先祖に持つ祖父は、さらに「造り酒屋を始める前は平家の落人だったのだ。」と言っていました。なんで平家の落人が山口とかじゃなくて長野におんねんっ!と突っ込みどころ満載でした。

旦那の本家に至っては、本家のおじさんいわく・・・・「うちはご先祖が菅原道真だった」と、法事の席で言ってました。
「すがわら」・・・
「すぎさき」・・・・

「す」しか「共通点ない」っていうか・・・。

しかも・・・「菅原道真」って大宰府に飛ばされてるのに、なんで旦那の本家は横浜なんでっか・・・と。

もうこうなってくると、信憑性のかけらもない。
言ったもん勝ちな世界です。

公家出身の祖母も母もいまだに
「世が世なら私はお姫様だったのよ」
と親子そろって言ってるし・・・(明治維新から何年たってると思ってるんだか・・・。っていうか、「旦那の血筋は無視」。天皇家と逆ですな。なぜかイギリス式。「女」に「姫の継承権」がある。←べつに継承したからって「家のなかで威張ってるだけ」ですけど。しかも既におのおの、家族内で充分威張っている。)
でもって
「我こそは姫」
と我を張り合うから、親子でいつも「真の姫コンテスト」をやっている。90すぎの祖母と60すぎの母が・・・「姫争い」。末永くやっててください。

イカレっぷりがすご過ぎてそばに近寄れません。
(しかし、きっと私も周りからはそう思われているであろう・・・。)

「シンデレラ」と「白雪姫」が同居するようなもんで、
ディスニーランドにいかなくても、充分げっぷがでます。(--;)

そうそう・・・話題は「風林火山」でした。・・・・上杉謙信に「がっくん」が出てきてもう興奮!!美しすぎでっす!!

2007/06/17(日) ザ・ロック
ニコラス・ケイジとショーン・コネリーの。
何回見たかわからないですが、何度見ても面白いです。

「巻き込まれ型俳優」にはダイ・ハードのブルース・ウィリスがいますが、彼とニコラス・ケイジの違いは、

ブルース・ウィリスは巻き込まれた時点から『巻き込まれたことに対して怒り炸裂』「なんで俺なんだ!!くそぉぉぉぉ〜!!」と怒りながら敵と戦う。

ニコラスは巻き込まれた時点で・・・「泣く」(あんどストレスで吐く。)。そして泣きながら突進。

イギリス情報部の方は「いやよいやよも好きのうち」。「かかわりたくないね。」といいつつ「自分が納得すれば、むしろ積極的にかかわっていく」さらに「刺激を求めて自分からわざわざ巻き込まれる」

シュワルツネッガーあたりは「巻き込まれる」っていうより、奴が「台風の目」。

スタローンあたりは「暴れる場所を周囲が与えてあげてないと具合悪くなっちゃう。もちろん周囲が・・・」。

セガールは「任務だから」やる。(←軍人)

キアヌ・リーブスも「任務だから頑張る。」それがたとえ管轄外でも。(←警官)

モーガン・フリーマン・・・・「犯人からいつもご指名」。




さあ皆さんはどれが一番ご自分に近いキャラでしょう。

私的にはブルース・ウィリス型です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ところで・・・ヤフーの毎日の占いを読んでるんですが・・・

「ハッキリしなかった事柄にいい意味でも悪い意味でも、白黒が付いて、明確になる日です。特に、人間関係においては、腐れ縁だった人と離れることになるでしょう。また、それによって、あなたに接近してくる人物が現れます。その人こそ、あなたの待ち人でしょう。今日のあなたは、新しく参加し始めた場所でも、スムーズに受け入れてもらえそうです。あなたの気さくな態度が、周囲の皆に好感を持たれるでしょう。」

とありました。

「腐れ縁だった人と離れることになる・・・」

ホントか!!ホントなのか!!

じつは、「ビンボー神」が生まれる前からとりついていて、どうもそいつのせいでいつもひどい目にあってるらしいんですが、その「ビンボー神」と離れられる!?


「また、それによって、あなたに接近してくる人物が現れます。その人こそ、あなたの待ち人でしょう。」

一応こうみえて既婚者なのでそれは困るです。

「あなたの待ち人」
って・・

そんなもんいません。

どっかの大富豪がわたしの絵をポンと買ってくれる・・・とかな「待ち人」はいますけど・・・10年くらい前は結構あったんですよぉ〜「20万」「50万」くらいでポンと売れたりしたことが・・・。しかも、額縁なしで。

最近はほんと不景気のせいか「腐れ縁のビンボー神」が猛威を振るってるせいか、まったくなくなりました。そういうの。

投資家とやらでばんばんお金が入ってくるひとが世の中にはいるそうじゃありませんか。
そういう方が買ってくれると景気もよくなるのに、彼らはマネーゲームばっかりで「買わない」からいけない。あの世まで『お金』は持っていけませんから使わないと。

もっと、「熱海」とかいってドンチャンさわぎするとか、儲けたお金を国内で使わないと。金は天下の回り物のはずなのに、ぜんぜん回らない。投資家さんたちは、儲けたお金で「馬鹿みたいなゴージャス」を日本国内でやらなきゃ。真のブルジョアとはいえない。

求む「真のブルジョア」。

2007/06/16(土) バラのジャム
先日、「9係」を見ていて、ドラマの中で「係長」の渡瀬恒彦が作っていた「薔薇のジャム」が欲しくて、美容院代を「ホ-ムパ-マ」に削減して、浮かせた経費(自分維持経費)をジャムにまわしてネットで注文したやつなんですが・・・

来ました来ました。

ドラマの中では、真紅のジャムでしたが、実物はマ-マレ-ドみたいなオレンジ色。

味は・・・・ちょっとお湯に入れて溶かして飲んでみましたが、香りといい甘味といい最高です。
これはもうロシアンティ−に最適。

「憂鬱」な時にいいかも・・・です。

「うつ」な時ってのは、もう起き上がるのも嫌・・・食事するのも空気吸うのも億劫になります。
でも、仕事でメ-ルをやりとりしなきゃいけないときなんかは、「うつ状態」にムチうってメ-ルチェックしたり、返事したりお客様の対応をしなくちゃいけない。
その「うつにムチうって無理やり動いた後の反動」ってのがもう・・・。
でも、かかりつけの病院の先生に「これってうつ病なんでしょうか・・・」と聞いたら

「違います。うつ状態なだけ」

といわれ、「鬱剤」ってやつのお世話にはなったことは今のところありません。
むしろ不整脈持ちなので心臓の興奮を鎮めるのに「安定剤(トランキライザ-)」はよく使いますが・・・・これは飲むと眠くなるので、ドカドカっと動悸が来た時に飲んで休んでいるうちに眠気とともに動悸が静まってくる。ほんで寝る。

あの、小学校に乱入して無差別に小学生を殺した事件の「宅間容疑者」が「安定剤を10錠飲んでるんだ!!」といいつつ暴れたとかなんとかありましたが・・・・

「そんなに飲んだら・・・死ぬんじゃないのか?昏睡しないのかな?」と不思議でしたが・・・(その話を友人にしたら「俺は10錠飲んでも効かないくらい興奮してるんだ!!すごいだろう!!」って意味でいったんじゃないの?とやっぱりいぶかしんでおりましたが。実際は飲んでなかったらしい・・・やっぱな。)


「薔薇のジャム」で癒されるなら、安いもんです。

2007/06/15(金) 昨日・・・・・
思わず、「美容院」の悪口を書いてしまいましたが・・・・・

右、写真のような髪型にしてみたいのであります。

でも・・・絶対にならない。

パーマがかかりにくい髪質らしい。

ソバージュに昔していたことがありますが、最近は美容院にいって「ソバージュに・・・」というと

「流行ってない」「古い」

とかなんとか言われて要望を却下されます。

で・・・結局、おかっぱ頭みたく、ちょんちょんと毛先をそろえて終わり。前髪だけパーマかけてもらう。でもすぐとれちゃう。
なので毎度毎度
「コレで7000円かぁぁぁぁ!!怒」
とかって激怒してるわけであります。

毛先をそろえて終わりなので、髪を短くしてもらえない。
なので、思い切って、自分で短くしたい長さまでばっさり切っていって
「そろえてください」
とやったら・・・

「お客さん〜度胸ありますよね〜」
といわれたのでした。

だって・・・「この辺までばっさり切ってください」
といっても、切ってくれないんだもん。

長い髪を切りすぎて、お客さんに文句言われるとか、そういういちゃもんつける客が増えてるのかもしれない。
パーマとかも。「かかりすぎてる」とか。

「ゆるい」分にはかけなおせばいいから「文句」言われないだろうし。

こういうのに憧れてるんですが・・・(似合うかどうかは別として。)(「写真はニッセンのカタログからお借りしてます」)


逆に母はいつもアバンギャルドな髪型をしている。
会うたびに

「げっ!!」

という奇抜な髪型。

本人曰く・・・
「こんな風にされちゃったのよ〜」と。

やっぱり「思い通り」にはしてもらえてないらしい。

なので「ホームパーマのべねぜる」。前髪・・・けっこう納得いってます。

そのうち白髪染めもか〜。
歳とるってのは手間がかかる。
ずぼらな私には歳をとるってのは面倒なことが増える・・・っていううっとおしいことでございます。

2007/06/14(木) うそぉぉぉ〜来週最終回〜涙
毎週楽しみに楽しみに楽しみにしてる「9係」が・・・・来週もう「最終回」なんてぇぇぇぇ(;◇;)
今ここで私から「渡瀬恒彦」を取り上げられてしまうのは困るんです。乗り越えなきゃいけない山がいくつもあるんです。「9係」がないとパワーが出なくなるんですぅ〜。

昨日「係長」が「バラのジャム」作ってましたが、あれはさすがに材料が入手出来なさそうなので、さっそく出来上がりの「バラジャム」をネットで注文しちゃいました。
そろそろ美容院にいこうか・・・と思ってたんですが、「ホームパーマ」とやらを試してみたら、美容院にいって「ちゃんとかかってないじゃん!!へたくそっ!!これで7000円もとるなんてっ!!」と毎度激怒していた程度に「自分で出来た」ので、その浮いた分を他にまわして「バラジャム」。(なかなか時間が取れなくて久しぶりに美容院に行くと奴らは決まって「お客さ〜ん。これ自分で切られましたぁ〜?」と嫌味たっぷりに言ってくる。「度胸ありますよね〜。」とこの間言われてしまった。そのくせ、「さすがプロだよな〜」という仕上がりにはならなくて、なんだか素人みたいな美容師が、雑に仕上げてくれたりする。だいたい何時間も歯医者の椅子みたいな椅子に拘束されてるのも嫌なのに、高いうえに、自分でやるのと大して変わらないんじゃ、いよいよ「美容院嫌い」に拍車がかかる。)


と・・・まあ、ストレス多い日常のなかでイライラ緩和と
モチベーションの維持のために新たに加わったアイテム「バラのジャム」。届くのが楽しみです。でも「9係」が来週最終回なんて・・・やっぱ哀しい。

2007/06/13(水) 年金問題やらハゲタカファンドやら・・・
ずっと・・・解決策を考えておりました。

自分、たいした知恵がないのに、こんなことをずっと考えてる暇があったら、己の身の丈にふさわしいテーマをもっと考えろ・・・といわれるのはわかってるんですが、一市民として、なんとかならんかな〜と。

年金の消えちゃったデータ・・・30年も40年も前の預金通帳だとか、給与の支払い明細なんか持ってきて証明できる人間なんてめったにいない・・・それを「証明する」にはどうしたらいいんだろう・・・と。
場合によったら、会社もないかもしれない。わたしが二十年前に就職した設計会社なんぞ、道路公団関係だったから、道路公団民営化の「道路はつくらない」の誰かの一言で仕事が凍結して倒産しちゃいましたから。そのとき、何件も似たような規模の会社が潰れた。
そんなこんなでもなんとかかんとか食いつないでは来てますが・・・。
ふと・・・昨夜、庭の梅を収穫したやつを焼酎で一個づつ拭きながらガラスの保存ビンにいれつつボーっとしていたら・・・旦那が
「砂糖どれだけいれるの?」
と聞いてきた。

サワーを造るので、
「ん? まあ適当なんだけど、ほぼ『梅』と同量くらいかな〜。」

と答えてはっとした。

「同量・・・・」

そうか・・・「同僚」だ。「同僚の名前がわかれば自分の過去が調べられるんだ」と。

自分の記録が消えてしまったとしても、同僚だった人の分も消えちゃってるっていうことはないかもしれない。
そこで「年賀状」がものをいうのだ。

「年賀状だけの付き合いって面倒じゃないですか?あれ困るんですよね。」
と私より年下の女性が言っていたが、何年も会ってなくても、「付き合いが切れてない証拠」として年賀状というのは大切なのだ。
かつての同僚から年賀状が何通か来ていれば、その人たちの消息がわかる。彼らのデータが残っていれば、会社がおなじだったら、そこから「証人」として「確認」がとれる。

「第三機関の設置で有識者を・・・」とかいって「うそかどうかを見極める」なんてことはどんな有識者にもできっこないし、もし納めてた人が「うそつき呼ばわり」に確定したらどうするのだ・・・とずっと考えていた。
団塊ネットワークでピンチを乗り切れ!!これいかがでしょう。

あと・・・ハゲタカファンド・・・あれ・・・防ぎようがないですねぇ〜。もう、「第二の黒船来航」といってもいいかもしれない。
あの黒船に対抗する手段はもはやひとつしかありません。

「狙われた企業は、思い切って『有限会社』になる」

コレ。

・・・・・・・。





すみませんでした。主婦の精一杯の努力でした・・・。(ああ・・・こんなだから慶應通信いつまでも卒業できないんだ・・・。勉強しよう・・。涙)

でも、ブルドックソースが「有限会社」になっても別に普段と変わらず「ソース」買いますよ。味は変わらないだろうから。

2007/06/12(火) 競い合い
「チャングムの誓い」をずっと見てましたが・・・あの世界は、やたら「競い合い」の世界だったなぁと今思い出します。

わたしは、へんなライバル意識が大嫌いです。
わたし自身「ライバル意識」っていうのを持ったことがない。

競争心というのは自分にむけるもので他者にむけるものじゃないと思っている。

人は人。自分は自分。マイペースでやるのが一番だと。

でも、やたらライバル意識や競争心をむき出してくる人がいる。
ちょっとしたものでも、人のもちものと自分の持ち物、自分の生活と相手の生活を比べて「負けまい」「負けまい」と張り合う。

わたしは、これ・・・「競争社会」の弊害だと思う。
友人にもいつの間にか「切っ先」をむける。

むしろそういう人たちにとって「友人」などこの世にいない。「人」は「競争相手」であって「倒すべき人間」だから。

そして・・・交流は「相手を倒すため」にする。ゲームとおなじ。
結果自分が相手を倒す。勝つ・・・。ゲームなら、それでスカッとしてまたスイッチを入れればいいけれど、相手はリアルの友人や知人・・・倒されたほうは傷ついて去っていく・・・。

本来友達ってのは「競い合う」ものじゃない。助け合うものだと思う。
でも・・・受験戦争で十代から「隣の人間を出し抜く」ことを徹底的に教育されてくれば「助け合う」ことなんか出来なくなって、反射的に「隣」の人間には「ライバル意識」を持つように教育されてしまう。
もしくは・・・そういう人間にかこまれているうちに「感化」されてしまう。

わたしはよく、この「ライバル意識の矛先」にされる。
せっかく知り合った人が、いつの間にか・・・ぎらぎらした刃を突きつけてくる。

つまるところ・・・そうやってすぐ他人と競争したがる人間といういのは自分で「ペース」が作れない、「依存心の強い人間」だと思う。

マラソンランナーとおなじ。よく、ピッチよく走っているランナーにぴたっとくっついて走ってくるランナーがいるが、あれは走りやすいのだそうだ。そのランナーのピッチに合わせていれば、自分のモチベーションの維持やペース配分を自分でコントロールしなくて済む。だから、そうされて嫌だな・・・・と思う選手は、さりげなくピッチを乱して、相手を振り払う。

ピッチを作るというのはものすごいエネルギーを必要とする。

私もそうだ。
気分が落ち込んで仕事する気がない・・・・勉強する気がない・・・やる気が起きない・・・そんなとき、私は「ライバルは今何をしているか」とかじゃ不思議とやる気が起きない。
生来「他人などなにをしていようがどうでもよい」と思っているからかもしれない。
「あの人が今勉強しているかと思うと寝ていられないんです」
といって、朝4時でも深夜でも起きて勉強するのだという子が以前水墨画を習いに来ていたが・・・絵を描いているときが唯一、そういう「競争心」から解き放たれる時間だったようで、その子はリラックスしきっていた。

だいたい、他人がいなきゃ「やる気」にならないなんてのは甘えてる。

わたしが自分をやる気にさせるのにどれだけいつも苦労しているか。
わたしは私の中に「言うことをなかなか聞いてくれない猛獣」を飼っている。
そいつに、チョコレートパフェを食わせたり、アントニオバンデラスを食わせたり、渡瀬恒彦を食わせたり、おいしい紅茶を飲ませたりしながら、コントロールするのにどれだけのエネルギーを必要としていることか。

そしてその「猛獣」は「お目が高い」し、贅沢だ。
ごまかしがきかない。
押さえつけるようなことをしても言うことを聞かない。我慢をしない。

しかし、不思議と何かのきっかけで恐ろしく有能勇敢に動く。
ポケモンの「リザードン」に似ている。
自分自身がリザードンでもありポケモンマスターでもある。

やみくもな競争というのはよくない。
相手の持ち物をいちいち気にかけて勝った負けたと騒ぐのが一番下品だ。

しかし、勝負をかけるときはある。
そのときは容赦はする必要はない。

ここ一番! というときに戦えばいいのであって、大切な友人・知人や身内に刃物の切っ先をむけるのはよくない。
友が自分を追い越して出世するならそれは誉れなことだ。
身内ならばなおさらだ。

自分が自分が・・・かねがかねが・・・・と心底そういう人間に出会うたびに辟易する。最近そういう人が多すぎる。

確かに「自分」は大事だし「お金」も大事。
霞を食って生きてるわけじゃない。世の中「椅子取りゲーム」みたいなもんで仕事や地位のために「他人」を踏み倒したりなぎ倒したりと戦国時代のようになっている。
でも、それをやらなくていい場面ってのがある。

武士の子孫が言うんだから間違いない。
こういうことは言うといかんと言われてきたが、昨今ネットでもなんでも旧華族とやらまでカミングアウトをしているようだから問題ないだろう。福沢諭吉も「下級武士だった」と言ってるし。
ところで、父方のご先祖が士族だったが、刀の腕前はへっぽこだったらしい。しかし、勘定方とやらで、なかなか優秀だったらしいが、その才覚を妬まれて深夜仲間うちに闇討ちにあったとか・・・。
まあ武士の世界も「卑怯者」もいれば「剣術よりそろばんが強い」人間もいたわけで。
ちなみに、母方は公家だったらしいが、明治維新時に幕府軍について華族になれずじまい。祖母はそのせいで「明治村」を心底憎んでいたようだが、わたしゃそんなもん関係ない。レンガ造りの明治の建物は大好き。まあ「ご先祖」も「負け組み」だったわけでんな。貧乏なのは先祖代々からの遺伝かも・・・。

2007/06/11(月) ご恩と奉公
武士社会が確立していく上で、教科書によく「この頃 『ご恩』と『奉公』という概念がでてくる」と書いてあったりして、「奉公」っていうのはわかるが、「ご恩」という観念がいまいちピンときませんでした。

が・・・NHKの「風林火山」を観ていて「なるほど・・・」とやっと体感したかんじがしました。

一介の武士「山本勘助」が、武田信玄に召抱えられる過程を見ていると「自分などそこまでしていただける身の上ではないのに、こんな待遇をしてくださって・・・うちの『おやかた様』はすばらしい。一生仕えます」という気にさせるのが「ご恩」なのだなぁと。まして、仕官先がなかなかない時代。
しかも「ただ働き」じゃない。むしろそれ相当の報酬をもらっている。だからこそ「恩」という気持ちがまた出てくる。
そこには
「誰がめしを食わせてやってると思っているのだ」
というような、『おやかた様側』からの「恩きせがましさ」は微塵もない。だからこそ、なおさら「恩にきる」というものだ。

今の世の中、自分から相手に「感謝」を求める「恩きせがましい」やからが多すぎてうざい。
それと同時に、こちらが社交辞令で相手にたいしてきちんとした言葉をつかうと、突然自分が偉くなったような気になるのか、「Sモード」(わたしはこの現象を「『馬鹿サドモード』のスイッチが入った。」と呼んでいる。)になって、こちらにむかって高飛車な態度や口調になったりする。
どうも、「様」と呼ぶと「サド殿様」になってしまうらしい。「お互い様」という礼儀作法をしらないようなのである。

「お客様」「お得意様」「お互い様」・・・という社交で「一歩へりくだった態度」をとったとき、「上」に上がろうとする「馬鹿もの」。
「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」
という言葉をしらない。

また、経営者もおなじ。
自分より年上のものが自分の下に入ってきたときに徹底的に「Sモード全開」になるひとがいるが、どうも「下でにでるとなめられる」「つけこまれる」と思い込んでいるらしい。
いままで自分がそういう思いをしてきたのか、そういうことをしてのし上がったのか・・・・。
そんな人たちが「上」に多くなったから、「ただ働き」をさせても平気。「派遣」「派遣」と間に何社もおなじ会社のくせに名前だけ違う会社が「下請け」に出した形にして労働賃金をピンはねしても平気。そんな世の中になってしまった気がする。

「社保庁」の「年金問題」で「派遣雇用問題」がうまい具合にうやむやになった。

今月の参議院選挙が楽しみでしかたがない。



話しはかわるけれど
昨日「憑神」読みました。幕末の一介の下級武士が、ひょんなことから、貧乏神に取り付かれる話し。貧乏な上に更に貧乏神が取り付くなんて・・・おお・・・わが身を見るようだ・・・と思って久しぶりに小説を読んだんですが・・・。
なかなか面白かったです。
ちょっと池波正太郎の「男振」を彷彿とさせられました。

2007/06/10(日) 県庁の星
織田祐二の映画「県庁の星」面白かったです。

民間と役人が交流していくうちにお互い「学びあうことがある」というストーリー。

織田祐二の「お金がない」っていうドラマもかなり好きで毎回かかさず見てましたが。

あの人は「上」と「下」の「はざま」で揺れる役がすごくうまいですね。

当初は「立場が上(権力者側)」にあこがれて、周囲など見向きもせずにまっしぐらに突き進んでる。が・・・途中で「立場が下(弱者側)」のものの存在に気がつく。そして・・・最終的には「弱者の味方」になる。
そういう役どころがうまい。

「ノーブルでフォーマルでクールな面」と「きさくでカジュアルで人懐っこい笑顔」の両方を持っている俳優さんだから「両方の世界」の「橋渡し役」が出来るんだとおもう。

今の「格差社会」に求められていくのはこういう「人物」かも。
「格差社会」ってのは「お金」の問題だけじゃない。

私は、最近「かね」「かね」「かね」の世の中に辟易している。

教育改革だといって、教員になる人間を「大学院卒にして、教育の質の向上を・・・」と安部さんが国会で言っているのを聞いて驚いた。
大学院に進むのにどれだけの「かね」が必要か。大学だって我が家は「改革」とやらのおかげで無一文になって以来息子に私立の適当な大学にも入れてやれなかった。なので私のように自力で通信大学に行く予定だが、「慶應だけは嫌だ」と息子は言っている。
わたしの苦労振りを観て「とても俺には無理。」と他へ行くことにしたらしい。(苦笑)

なんとかかんとか「通信大学」があるおかげで「大卒」になれて、旧司法試験受験も教員資格も受験可能という道がいままではあった。


しかしこれからは、「大学院卒を義務付け」ることでどんどん「情熱」があっても「金のない人間」は職業の選択の自由の機会を「国」に奪われる。

わたしの大叔父は中央大学の法科の夜学にデパートボーイをしながら苦学して弁護士になった。(祖父の兄なのでもう亡くなっているが。)
こういう「情熱」がまかりとおらなくなるのはなんとも寂しい。


そろそろ「七夕」だが
「大きくなったら先生になりたいです」
なんて短冊に書いても・・・親に

「うちは大学院までやれるお金はないからいくら祈っても駄目だよ」
と幼稚園あたりで、厳しい現実をつきつけられる世の中になりそうだ。

世知辛すぎるじゃあないですか〜。夢がないじゃないですか〜。
こういう日本はちっとも美しくない。

2007/06/09(土) 嫉妬・・・・・
最近・・・9係の「渡瀬恒彦」にはまってます。

アントニオ・バンデラスも好き。

ヒュー・ジャックマンも好き。

ジャック・ブラックも好き。

・・・・。

それにいちいち本気で嫉妬する旦那って・・・いったい・・・。

20年も寝食を共にしているのに、なんで、「俳優」にやきもち焼くのか解りません。

だいたいヒュー・ジャックマンやアントニオ・バンデラスとおなじ土俵に上がってくる(やきもちを焼くってのは、自分と比べてるわけだから、そういうこと。)ってのが間違っている。

自分だって、新聞の集金に来たおばちゃんと鼻の下を伸ばしながらデレデレ話し込んでいたくせに。でもって、庭の花をわけてやっていたくせに。(私の部屋からその会話が筒抜けであった。)
だいたい60すぎの、いかにも昔「水商売やってました」っぽいおばちゃんの「きゃ〜かわいい〜。」(←こういう奇声が水っぽいのだ。)という媚媚の奇声も吐き気を催すほどであるのに、なんであんなおばちゃんに愛想よく花をわけてやるのか解らん。
後日、そのおばちゃんに「お父様からいただいたバラが挿し木でついたんですよ〜。うれしくって〜。お父様によろしく言ってくださいね〜」
といわれた。

お父様ではない。
旦那である。

おそらく、そのおばちゃんよりも、うちの旦那のほうが年下であろうと思われる。

バラの花も越して来たときに、この家にもともと植わっていたやつで、わたしの気に入っている株のものではないから、くれてやってもよいと思ったが・・・

「枯れろ。ばかもの」

と内心思った。口に出さなかったけど。


ヒュー・ジャックマンもバンデラスも渡瀬恒彦も我が家に来ないが、新聞の集金のおばちゃんのほうが近所をうろついている分危険度が高いのである。

ったく・・・・新聞かえたろ。

6月絵日記の続き


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