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2007/07/06(金)
雑感・・・・・
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友人が順調にあの「ビリーズ ブート キャンプ」をこなしているらしく、これから二枚目突入だとか・・・
で思い出したのが「GIジェーン」。
「GIジョー」の女版。ひとりの「軍人の女性」が男性同様の訓練(キャンプ)に参加する・・・という映画。
とにかくその訓練ってのがものすごい。 「訓練で死んじゃいそうだよ・・・」 と思うくらい。(まあ、訓練で死んじゃうやつは、実戦じゃ確実に死にますから、実戦さながらの訓練じゃなきゃ確かに意味がないんでしょうけど。)
実際映画の中でも、「リタイア用の鐘」というのがあって「あの鐘を鳴らすのはあなた〜♪」じゃないけれど、訓練に耐えられなくなった人間はヨロヨロとその目の前に吊るされている小さな鐘をカーンとたたきにいく。 「マスターチーフ」と呼ばれる指導教官もサディストの極みみたいなやな奴で 「さあこの鐘をならせ!!」 と罵声を浴びせながら鬼のようにしごく。 そんな中に「おんな」のジェーンが入っていく。 セクハラあり。あらゆるハラスメントあり。肉体的に大の男もリタイヤする訓練に参加させられたのは、ジェーンが「優秀であるがゆえの抜擢」ではなく実は本人も周りの誰も知らされていない政治的画策によるものだった。
「ジェーンがリタイヤすることで『だから女は駄目なんだ』」という結果を導き出したかった保守派の政治家の作戦の一部」だったのだ。
どんな訓練にも付いていってしまうジェーン・・・正当法ではクリアされてしまうので、ついに「ジェーンはレズビアンだ」というスキャンダルまで政治家によってでっち上げられて、リタイアさせようと策略されてしまう。そしてリタイアすることに・・・。 しかしジェーンは煮えくり返った怒りが収まらない。鍛え抜かれたジェーンは単身、自分を政治の道具にしようとした政治家のもとに乗り込んでいって大暴れする。 そして「リタイア」は「ふたたび政治的な力」から「撤回」され訓練は再開。 結局最後まで遣り通して、最後は実践で傷ついたマスターチーフを救助に行って「担いで帰還する」という・・・
サクセスストーリー?
確かに「目の前の障害に打ち勝っていくジェーン」は見てて気持ちがいいです。これは「勧善懲悪な時代劇ヒーローもの」と同じ爽快さ。 でも・・・実際は「ありえないだろ〜」という気がするので 見てて・・・・「この映画・・・誰が喜ぶんだろう・・・あこがれる人っているのかな〜」と思いましたが・・・が・・・・が・・・・・
わりとアメリカでは「頑張るキャリアウーマンの代名詞」みたいになってるようで、アメリカのホロスコープのメルマガで 「へこんだときはジェーンでも見て気分転換しましょう」 みたいなことが書いてあって 「へぇ〜キャリアウーマンってああいうの見ながら頑張ってるのかぁ〜」 と納得しました。 最近東京方面に出ると、OLが、一昔前わたしらがOLだったころはスーツといっても、タイトスカートでしたが、最近は男性のように上下パンツスーツなんですねぇ。 電車に乗ってて、隣に若い男性の部下と上司の女性らしき二人が乗ってきて、女性上司が、パンツスーツの足を組みながら 「君さ〜××××だよね〜」 と話しかけ 話しかけられた男性は 「そうです。はい。」 と・・・・
見てて・・・・
気分複雑でした。
「『良妻賢母』は『軍国主義』につながる。」という論説を新聞で読んで腰が抜けそうに驚きましたが・・・(「男を立てて産めよ増やせよ」は戦争当時を連想させるのかもしれません。)
パンツスーツ姿で男の部下をあごで使ってる女性のほうが、イザってときに「使えそう」です。あとは銃を持たせて引き金を引くだけな感じ。
まあかっこいいですけどね。GIジェーン。
女ってのはいつの時代にもうまく男に利用されていく気がします。 やるせない生き物です。
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