泉照(杉崎しをり)「店番」日記
水墨画作家「あとりえ泉照」はのんびりですが営業中
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2018/01/19(金) 葬儀
昨日は、教会で葬儀が行われ、新米信者(人間の集まる教会では、キリストと出会ったときからではなくて、司祭が洗礼を授けたときから信者としてあつかわれるので、キリストと出会ってカトリックの学校を出ているわたしも新米扱いされます。しかたないですね。人間界ですから。)として、葬儀に参列して、お手伝いをしました。

見ず知らずの方の葬儀のお手伝いをするということは、とても不思議な縁にかんじられましたが、

「ああ・・そうか、これがキリストの縁なんだな」

と葬儀に参加して実感しました。

納棺が目の前で行われて
ご遺体を拝見したとき、

「この方は、何が言いたくてわたしを呼び寄せたのかしらん」

と思っていた疑問がふっと・・・解けた気がしました。

享年89歳の方のご遺影はとても美しい毅然としたご婦人で遺体を包んでいた銀のシーツが取り除かれたとき

「ああ・・・89年、精一杯生きて、生き抜いた体だ。」

と拝見した瞬間胸が熱くなりました。

親というものは、最後に子供たちに自分の遺体を見せるのが仕事だ

と聞いたことがあります。

『死』とはどういうものかを我が子に見せるのが親の最後の仕事なのだと。

昨日の方はお子さんには恵まれなかったそうですが、

信者をはじめご遺族の方に、無言で

「精一杯生きた証」

を身をもってしめされたのだな・・・

としみじみ感じました。


たくさんの信者さんやご遺族に見守られて、とてもよい葬儀だったと思いました。

核家庭が増えると、冠婚葬祭がだんだん少なくなっていきますが、教会にいると、誕生あり、七五三あり、成人式、結婚式、葬儀・・・と
人生の節目に立ち会うことが多い。

もちろん、普段接点はないんですが、それでも、キリストの縁に結ばれていることによって、喜怒哀楽をその場だけであっても共有するというのは、一般社会でバラバラに生きている中では、なかなかないことだな・・・と思います。

ただ・・・そうした『その場に居合わせる』という縁が、いまだに私には不思議に思えます。

まだ、何故キリストに私は呼ばれたのか(洗礼をうけるということ)が、明確にわかっていないせいなのかもしれません。

キリストが呼ばれたからには、何か私にさせたいことがあるのだろう・・・

と思って、今は「人手が足りない」と言われれば出来る限り参加してお手伝いしながらその答えを探しているところです。


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