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2008/12/09(火)
MY GUITAR STORY その3
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GIBSON J-45 (1974〜82)
高校時代通学していた学校は、丸太町通りの東の果てに位置していまして、 市電を使って通っていました。 沿線には女子高が点在していて、通学の電車で女子高生と遭遇するのですが、 男子高生の私はいつも胸をときめかせていました。
通学ルートの河原町丸太町に当時、キカメ屋という楽器屋さんがありましたが、 お店のショーウィンドウにおかれている舶来のギター達にも胸をときめかせながら、通っていました。 「女子高生は何ともならないけれど、舶来のギターなら手に入れる事が出来る」と、 変な動機から舶来ギターの購入計画を進めるのでした。
当時GIBSON MARTIN 等の高級ギターはプロは使っていましたが、 アマチュアには手の届く代物ではありませんでした。 「絶対にお金を貯めて買ってやる」と決意してから2年、貯まったお金を持ち、 キカメ屋に向かったのは高校を卒業して一年の浪人後、1974年3月の事でした。
何本かのギターを弾かせて貰い、最終に候補に挙がったのがGIBSON J-45とMARTIN D-18、 ルックスの良さが決めてとなり、J-45を購入しました。 しかし例えばD-28が欲しいから何軒かの楽器屋をまわって選ぶというのではなく、 舶来のギターをキカメ屋で欲しいから気に入った物を選ぶというのも、考えたらひどい買い方でしたね。
購入したのは1970年製GIBSON J-45、スクエアショルダーへの変更後すぐのモデルだと思われます。 ルックス的にはMARTIN D-18のサンバースト版と言った感じですが、 GIBSONらしい美しいチェリーサンバーストに仕上がっています。
当時あまり鳴らない(と個人的には思うのですが)GIBSON にしては十分な低音と バランスの良いストロークのサウンドでとてもお気に入りでした。 当初はまるで神様のように大切に扱っていたのですが、ある日ボデイの左にトイレの取っ手でひっかき傷を つけてしまい、「もうええわ」と思い、それからは少々の傷は全く気にならなくなったのを覚えています。
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