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2008/08/10(日)
MY BANJO STORY 番外編
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古い楽器って良いですね。
今まで、たくさんの古い楽器と出会ってきました。 多くは戦前のアメリカで生まれ、戦争の体験もしているはずです。 どんな町で売られて、どんな人たちの元で暮らして、そして海を越えて私の元に来たのか、 思いを馳せてみるのもおもしろいものです。
楽器にも個性があると思いませんか?? たかだか道具なのですが、全ての物には魂が宿っているものなのです (おっと!話がちょっと仏教的になってきたぞ)。 意図せずに日本に来て、意図しない主人の下で暮らしている楽器たちもいるんじゃないかな?
今はCharleyの元で暮らしているマーチンのギターは、元は菅原親分の元で暮らし、私の所に来て、 その後住居を転々としてCharleyの所に落ち着きました。
後に登場するTB-4と言うバンジョーは海を渡って私の元に来たのに、知人の元へ行き、 転々と居場所を変えて最終的にアメリカに帰っていきました。 よほど故国が忘れられなかったのでしょうね。
また27年前に我が家に来た000ー18は全く劇的に我が家に逃げ込んで来ました。
楽器のオーナーは楽器を選んでいるように見えるけど、 オーナーも選ばれているんだな と、つくづく感じます。
今我が家の住人になっている楽器たち、本当に納得して我が家に居てくれているのか、 そっと彼らの表情をうかがいみる今日この頃です。
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