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2005/10/09(日)
「物心ついた時」それを貰うよ〜ナオ
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私は2人姉妹です。3歳違いなので物心ついた時には既に「妹」という存在がありました。 年が離れた弟妹が誕生すると先に生まれていた子が 親の愛情を取られたと勘違いして妬んだり苛めたりすることがあるそうですね。 高校時代仲良しだったSちゃんは7歳違いの弟が誕生したときに親に 「殺す」 〜と言い放ったそうです。恐るべし小学一年生。
さて話を戻すと当時私は小学2・3年生だったかと思います。 ある晩、大人達は全員外出して子供二人だけが家に残されました。 私は当時の愛読書だった「りぼん」と「なかよし」をおじいちゃんの座椅子に腰掛けて読んでいました。 「ドン!」と隣の部屋から大きな音がしたのでふすまを開けてみると・・・ タンスが倒れていました。 とっても大きなタンスです。下3段が引き出し。上が観音開きのタンス。 その観音開きの部分だけが倒れてまして、埃がまっているのか周りの空気が白かったような。 タンスの中からうめき声が聞こえてきて、妹が中に閉じ込められているのが分かりました。なんでタンスの中に? 頭の中がパニック状態の私は力を振り絞って、大きなタンスを持ち上げました。妹を助けねば! 少さな隙間から妹はモゾモゾを出てきました。無傷で。 妹をヒシッと抱きしめながらワンワン泣いた覚えがあります。 「命は一つしかないんだから〜」と絶叫。
きっとそのクサイ言葉はちょっと前に読んでいたマンガの影響に違いありません。 今思い出してもかなり照れます。そんな言葉(=台詞)はタンスを持ち上げた後に言ってはなりません。 妹がどうか覚えていませんように。この私の羞恥心が皆様に伝わりますかどうか。。。
ちなみに妹は一人かくれんぼをしていたようです。
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