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2005/09/29(木)
「躾の為」それを貰うよ〜けんじ
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ウチの躾は独特だった。 幼い頃は父親がほとんど家に居なかったので三兄弟を躾けたのは母親。そしてウチの母親は、凶暴な放任主義者だ。
男三人の兄弟だから子供の頃はケンカが絶えなかった。家の中でケンカが始まり、しだいにデッドヒートしてくると母親は僕たちにスプーンやフォークを投げつけ「やるなら外でやれ!!」と怒鳴る。大体はそこでケンカは止むのだが、たまに本当に外に出てケンカを続けても母親は決して止めない。 小学生の僕が夜中の三時に家を出て自転車旅行に行こうが友達と日帰りで広島に行こうが報告だけしておけば怒られることはない。もちろん心配はされるが。
基本的に子供のやることは他人に迷惑を掛けない限り止めない。それが緒方家の躾だった。
そんな母親は僕たちが「いじめ・差別」的言動をすると悪鬼のごとく怒った。学校に何人かは居た障害児のことを悪く言おうものなら本気でぶっ飛ばされた。彼らに優しくすると母親はとても喜んだ。
僕たちを躾けた母親は正義の人だなと思う。 これから先結婚をして子を持つであろう自分は、いったいなにを子に教えてあげられるのだろうか? ん〜、なんか真面目な文章になっちまった。言っとくけど僕はマザコンじゃないよ。
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