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2006/11/06(月)
月夜と転生
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夕べはとっても綺麗な月夜だった。
月にあぶりだされた視界のすべてが藍の濃淡で染まり かすかな動きも影絵のように幻想的で いつもは私を悩ませている車のライトや騒音まで 海の底の生物が行きかう様のように思えるような、そんなぶっ飛んで詩的な感じ。
そーっと見上げながら、こんな穏やかな月を見て狼男を連想できないわなぁと思いつつ 国が違えば郷土の特色が違い、風土によって連想されるものも違い・・・ なんて連想を繰り返して、 時代が違うと・・・とかって考え出して最後には輪廻にまで思いを馳せた。
転生して・・・とかっていう物語はとっても大好き。 そういう因縁つきのロマンって読んでても楽しいし 映画とかだと別時代のロマンも飛び込んできて2倍も美味しい感じがするし。
けどなぁ・・・・
現実的にどうかって言えば、私は『生まれかわり』なんて全く信じていない。 過去世や来世なんてないって思うのだ。
そう思うから、あったらいいなぁなんて感じでちょっと離れて見つめられるし すごく素敵な発想だなって慰められたりして助かる。
生まれ変わったら、私は藤木直人みたいな男前なピアニストで たっきーみたいな可愛い恋人連れて演奏旅行に出かけ 家に帰ればとびっきりの美人の奥さんが待っててくれるんだったらいいなぁとか(笑)
やり直しはないのだから、現世を頑張って生きたいとは思う。 だけど、ぶかっこうな今の自分をそのままを受け止めがたいときはちょっと寄り道思考で 来世はこうする、来世はああするって・・・ね。そんな感じもいいよね。
こういうのって、死後の世界に極楽浄土があるって信じた中世の信仰に似てるか? 私って・・・なんか、発達途上って言うか、まだまだ前時代的な精神なのかも。 うーーーーーーん。40なのに、まだ不惑に到達していないかぁ。
さあ、目を覚まして・・・がんばろー
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