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2006/07/14(金)
パインパン
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娘を塾に迎えに行き・・・長い講義の終了からの開放感のためか 帰りの車中での会話は行きとは違って結構弾む。 今日の話題は『パインパン』だ。
うん、給食のお話です!
認識1 ウチの娘ちゃんは『食いしん坊』。
これ覚えておいて。 彼女を連れて焼肉屋さんに行けば、まるでその日まで肉を食べたことがない 欠食児童のようにむさぼって食べるほどの食いしん坊なんだから。
先だって、個人懇談があって娘の学級へ赴いたときにも、先生からは
『ハゲ元さんは男子とも屈託なく付き合えて素晴らしいです!』
と評されたけど
「先生、それ間違ってます。 その場合、ウチの娘は男子から女子って思われていないって認識なのだと思います。」
と、私が反論すれば、担任がフキだして
『その通りですね!お母さんナイスです!』
って言われたんだけど・・・その娘の男子と同等なパワーがどこで発揮されていたかと言うと・・・
うん、そう。給食らしいのね・・・
以下、娘の回想
今日は1学期最後の給食だった。 メニューは娘ちゃんの大好物の『パインパン』
甘いパンって目がないのよね〜v
ルンルン♪って席についてから良く考えたら今日って欠席者が2人いるのだった。 ってことは・・・パンが2本余ってるね!
なのでいつものようにスキップで配膳台まで寄っていったのに・・・ あれ?1本と1/2本になってる。 仕方ない・・・こうなった正攻法で1本のほうをゲットして見せよう!!
と、考えて、いつものように(いつもの様にです・・・ほぼ毎日です!)
『パインパンおかわりいる人?!』
と声を張り上げた。 いつもなら、娘のこの声に皆は譲ってくれるのに、今日に限って 太っちょの男子Y下君が名乗りを上げて参戦してきた。
内心『ちっ』と舌打ちしたけど、みんなが見てるし・・・ 仕方なく正攻法で『じゃんけん』することにした。
で・・・・負けた。
それで、手にした1/2本のパインパンを泣きそうに沈みながら食べていると・・・
あまりにもしょげ返る姿にばつが悪かったのか、太っちょのY下君が
『これ・・・いいよ・・・あげる。』
って、かのパインパンを差し出してきたそうな。
で、そのパンを見たとたん、娘の目がきらん☆と輝いたらしい。
『ありがと〜〜〜〜〜〜!!(尻尾ぶんぶん)』
と、受け取り・・・ニコニコと2と1/2本分のパインパンを平らげた。
その様子を見ていたY下君・・・
『お前・・・そんなだったら気をつけないと餌付けされるぞ・・・』
って忠告してきたらしいのだけど・・・
「ね、娘ちゃん・・・給食のおかわりって・・・他にする女子って居るの?」
『たまーにかな?』
「・・・・それにしたってパンを・・・2本と1/2本って・・・」
『え?私って凄く美味しそうに食べるからって、 前もアップルパンのとき皆がくれたから3本食べたよ?』
「パンだけ・・・なの?」
『おかわりするのは牛乳が一番多いかな。1本じゃ足りないし!!』
「・・・・牛乳も?」
『アイスのときもするよ。美味しいのに女子は何でかおかわりしないのよ。』
そ、それは・・・みんなはちゃんと乙女だからですよ・・・@汗
「恥ずかしくないの?」
『なんで?私は正直なだけでしょ?』
「・・・・・・。」
なんとも居えずに絶句しつつ・・・個性・・・これがこの子の個性だから・・・ と必死で心を落ち着けながら 家路を急ぐためにアクセルを踏み込むのだった。
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