|
2008/05/20(火)
一人暮らし日帰り旅行
|
|
|
年に1度、一人で暮らしている高齢者を日帰り旅行に連れて行く。 今年の引率は私の番。 あと2人職員が付いて、ボランティアさんも連れて、 総勢46名で 大型バスにぎゅうぎゅう詰めの旅行のはずが・・・ 朝、決められた集合場所に来ていない人が1名。45人になった。 補助席覚悟で挑んだが、最終的にシートに収まることが出来た。 今年は井原、矢掛方面。 岡山の西の方はサッパリわからない。
初めに田中美術館 「たなか」ではなく「でんちゅう」と読む。 知る人ぞ知る。私は知らなかったが、木の彫刻で有名な人。 105歳まで生きられたとか・・・人間国宝。 実物を見て、おおいに納得。すばらしい!! 今にもよっこらしょと言いながら歩き出しそうなものばかり。 もう少し早く出会っていたら、弟子入りしたかったな・・・。
別館には赤ん坊の彫刻があって、今にも這ってガラスケースから 出てきそう。 のんき坊だったかな、見たら思わず笑ってしまう。 何でこんなのが作れるんだろうと感激しまくり。 是非行ってみてほしい。おススメスポットだ。
ここでは、車椅子利用の爺ちゃんが2階まで見て、もうここでよろしい。あんたは良くても付いている私らはどうなんのよ!! 代わって貰って急いで見てまわる。おまけに別館まで行って来れました。
その後、庄屋を改造して作ったというお食事処。 お豆腐料理に舌鼓。 ご機嫌な酒飲み爺さんたちのテーブルにつき 監視の目を光らせる。陽気なお酒だったので目をつむった。
介護保険でヘルプを利用している爺さんは、モゾモゾ動き始めた。 慌てて声をかけに行く。ジッとしててよ! 出掛けに靴箱の前で靴がないと慌てるおばあちゃんが一人。 やっぱりな・・・。入る時から、帰りになんかあるとふんでいた。 不安的中。木の板の鍵を外してないと言い張ったが、座っていたテーブルに置いていた。歳が行くと強情になってね困るのよ・・・。
その後は矢掛本陣 江戸時代、参勤交代で大名たちがお泊りしたと言う。 いざ中へと思ったら、2人の爺さんと婆さんが、足が痛いからここで待ってます。と入らない。 ほおって置くわけにいかず、私が付いていますので・・・。 またしてもやられた!
他の3人のボランティアも私たちはここでいいわ、とお土産屋さんから出てこない。ボランティアだけど旅行気分。 団体旅行なんだから、勝手なことすんなよ!
バスに戻る時間が来て、点呼を取ったら一人足りない。 酒飲み爺さんがいない!と前方Åコープの方から袋をぶら下げて ニコニコして帰ってくる。1合酒が3個・・・。はいはい。 酒を見つけるセンサーでも付いてるの?矢掛本陣と方角がちがいますが・・・
帰りに吉備のパーキングで食べたソフトクリームが美味しかったこと・・・。
無事、皆さんを送り届けて、一日が終わりました。
|
|
|