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2007/02/16(金)
これがオレのダブルだ!!
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今年もあっという間に二月の半ばまできましたね。
バレンタインとかあっという間に過ぎ去って。
そんな自分がいつも通り仕事を終えて帰る電車の中、
ふと思い出すのは去年の今ぐらいのときでした。
そのときも今のように、電車のシートにゆられながら帰っていると、
ふと、目の前にいる大学生くらいの男二人の会話が聞こえてきました。
A「なあなあ。今年、チョコいくつもらえた?」
バレンタインの会話のようです。
B「んー?いや…0だよ…」
A「そうなの?オレなんて二個もらったぜ?」
どうやら男Aによる自慢話のようです。 ろくでもねぇぜ!Aめ!
そういいつつもBの反応が気になるため、
下に俯いて聞いてないフリをしながら
聞き耳をたてるろくでもない自分。
世の中誰にも何にも守られちゃいないんだぜククク…。
B「んだよーいいなぁ。誰と誰だよー」
A「おう、ひとつは
ばあちゃん。
」
!
あら?なんだろう。
意気揚々と、 チョコくれたのはばあちゃんと言い放つA。
なんだか僕の中で彼の評価が上がりました。
素敵なおばあちゃんっ子じゃないか、A。
そしておばあちゃん萌え。
そんなおばあちゃんに免じて、僕は聞き耳を立てるのをやめ、
その頃スーパーマイブームだった ソリティアのアプリを楽しもうとしてると…
B「へーばあちゃんかぁ、んじゃ、もう一個は誰?彼女?」
A「
ばあちゃん。
」
!!?
思わず携帯を握りつぶしそうになりました。
あれ?なに?デジャヴ?
B「???え?」
とりあえず半笑いで聞き返すB。
誰だってそうなります。
そんなBのために念を押すようにAがいいます。
A「だから、二個ともばあちゃん。
ダブルばあちゃん。
」
僕「ぶほっっっ?!」
日常会話の中であまりに聞き慣れない合成語に、 思わず吹き出した僕。(もちろん抜群の演技力でごまかしましたが。)
僕の脳裏には、
軽やかに分身しながら孫にチョコを渡すおばあちゃん が。
エキセントリックなばあちゃんだな。
どうやら後の会話(盗み聞き)から察するに、
Aのおばあちゃんは毎年バレンタインになると、 手作りチョコと手編みのパンツ(!?)
を送ってくるらしいです。
うはぁーなんと立派なかわいあおばあちゃん!
パンツ…はともかく、素晴らしいまでの孫思い。萌えどころじゃねぇ!激萌えだよおばあ ちゃん!
Aも幸せものですね…。うちでは考えられません。
Aもなんだか、照れつつも嬉しそうな顔をしてました。
そんな、去年の話でした。
今年もAはおばあちゃんからチョコをもらえたのでしょうか?
去年もダブルばあちゃん
今年もダブルばあちゃん
みんなでダブルばあちゃん。
世の中はダブルばあちゃんに守られてるんだな、 と納得しながら家路に着きました。
Aさん盗み聞きしてごめんなさい。 ばあちゃんといつまでも仲良くね。
あ、それとちなみにAさん。
それ世間では二個って言わねぇえからぁぁっ!!!
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